創業2年で評価は500億円超の「Faire」、年次3000%成長するセレクトショップ向けマーケットプレイス

SHARE:
Faire_002
Image Credit : Faire

ピックアップDistinguished VCs back wholesale marketplace Faire with $100M at a $535M valuation

ニュースサマリー:セレクトショップ向け仕入れマーケットプレイス「Faire」が昨年12月に1億ドルの資金調達を完了している。評価額は5億3500万ドル。12月時点の利用企業数は1万5000店舗で、前年度比3140%の増加となったという。

Faireは小売やセレクトショップが商品を仕入れることができるB2Bマーケットプレイス。AIが利用企業のウェブサイトの画像解析をして、各企業のコンセプトに合った最適な商品の提案をしてくれる。販売予測および在庫管理効率から選定する仕組み。

卸商品は石鹸、ベビー用品、文房具まで幅広い。初回仕入れた商品は60日間返品の対象。同社によると、卸売りマーケットプレイスで無料返品に対応しているのは同社サービスのみだとしている。

話題のポイント:2017年にサンフランシスコにて創業したスタートアップです。同プラットフォームは、デザイナーであればピンとくるPinterestとEtsyを掛け合わせたようなデザインを持ち合わせています。販売されている商品は、独立した職人によって手掛けられているため、オリジナルな商品が多いのも特徴です。

Faire_001
Image Credit : Faire

国内のBaseMinneなどから手作り商品を購入し、それらを店頭に並べているイメージに近いといえるでしょう。Faireは、購入した商品をToB向けに集約しているビジネスモデルです。

昨年末に実施された1億ドルのラウンドは、シリーズBとCを合わせたものでした。シリーズCにおいて6000万ドルはY Combinatorがリードしており、その他にはピーターティール氏のFounders Fundも出資するなど注目度が高いことが伺えます。

それを裏付けるように、同社のランレートにおける売上高は1億ドルを突破(YoYで3140%増)したと同社のMediumにて公表しています。セラーである職人の数も年次で445%の増加と急成長ぶりが数字にもよく出ています。

Capture.PNG
Image Credit : Minted

競合にはMintedという結婚式の招待状や文房具など幅広い品揃えを持つマーケットプレイス があります。Faireと同じく昨年12月にシリーズEにて2億800万ドルの調達を完了させています。

Mintedは元々BtoCのマーケットプレイスとして運営していました。しかし、今回の調達を機に卸売り事業を強化していくとしています。基本的にウェディングや若い家族向けにターゲットを絞っているため、Faireのビジネスモデルと大きく被りはしませんが、両者のシェア争いは勃発しそうです。(編集:増渕大志)

----------[AD]----------