大学にいかない米人口7割対象「ブルーワーカー向けLinkedIn」Jobcase が1億ドル調達ほかーー【今日の調達まとめ読み】

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本稿は世界のスタートアップシーンを伝える起業家コミュニティFreaks.iD編集部との連動記事。若手起業家の集まるCxO Night定期開催中。資金調達やイベント情報はサイトもしくはこちらでチェックしてください

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Image Credit: Cmd

バンクーバー発のサイバーセキュリティサービス「Cmd」がシリーズBラウンドで1,500万ドルを調達。クラウドの運用管理をリアルタイムで監視/管理できるサービスを提供する。すでに「Uber」などが利用する。今回のラウンドはGoogleの投資部門の「GV」がリードした。- Google’s VC arm leads $20 mln Series B financing of Cmd

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Image Credit: Obsidian Security

サイバーセキュリティー「Obsidian Security」が2,000万ドルを調達。企業が保有するデータとクラウド上のデータを連携するハイブリッドクラウドのデータ保護に取り組む。(詳しくはこちら)サイバーセキュリティー企業「Cylance」や「Carbon Black」などから人材を集めていることも注目されている要因の一つでGoogleの投資部門「GV」も今回のラウンドに参加した。- Ex-Cylance, Carbon Black executives’ startup raises $20 million in second funding round

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Image Credit: One Night

当日ホテル予約サイト「One Night」がシリーズAラウンドで資金調達。個人経営のホテルを中心に当日予約できるプラットホームを運営。現在世界17都市で200のホテルが掲載されている。今回調達した資金を用いて2019年までに世界30都市300のホテル掲載を目指す。- One Night Raises Series A Funding

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Image Credit: Jobcase

ブルーワーカー向けの求人サイト「Jobcase」が1億ドルを調達。4年制大学の学位を取得していない米国人口70%を対象にした「ブルーワーカー向けLinkedIn」。同社は229ドルから掲載可能で、10求人を1か月588ドルで掲載も可能。登録ユーザーは1億を超え、毎月2,500万アクティブユーザーを有する。今後は地域特化の求人を強化するという。- Jobcase raises $100 million to connect blue collar workers with employers

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Image Credit: Nivaura

ロンドン発、フィンテックの自動化サービス「Nivaura」が2,000万ドルを調達。同社は銀行や証券取引所などに対して債務や株式などの金融商品の管理プロセスを自動化するサービスを提供する。既存インフラに手軽にプラグイン導入することが可能である点が特徴。- London-based fintech automation startup Nivaura raises $20 million

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Image Credit: Remix

都市交通分析「Remix」がシリーズBラウンドで1,500万ドルを調達。鉄道やタクシー会社、建設会社、公的機関向けに交通事故状況だけでなく、統計的に事故が起こりやすい場所のデータと人口統計などを組み合わせた独自の情報プラットフォームを提供する。たとえばニュージーランド交通局は同社サービスを使うことで交通ネットワーク再建プロジェクトにかかる計画時間を92%短縮することが出来たという。- Remix raises $15 million to put transportation planning in the cloud

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Image Credit: YieldStreet

オルタナティブ投資プラットフォーム「YieldStreet」が6,200万ドルを調達。不動産や海運、法律分野で活躍する機関投資家の投資事業を誰もが手軽に行える世界を目指す(米国では認定投資家になるためには純資産が100万ドル以上で、年間所得が20万ドル以上という基準がある)。プラットフォーム上には累計10万人以上のユーザーが6億ドル以上の投資を行った。IRRは12%で、投資家への元利金は3億ドルを超えるという。- YieldStreet raises $62M to democratise alternative investments in shipping, real estate and more

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Image Credit: Ordr

IoT時代のネットワークセキュリティー「Ordr」が1,650万ドルを調達。従来のセキュリティーネットワークはスマートドアやカメラ、商業用ロボットなど複数のIoTデバイスと接続されていても、どの端末がリアルタイム接続されていてどのくらいのデータ量を消費・活動しているのかわからない複雑性があった。そこで同社は機械学習を用いて各接続デバイス及びシステムを監視してリアルタイムで疑わしい動作にフラグを立てる。既存ネットワークに簡単に導入できる点も特徴。- Ordr raises $16.5 million for network-level cybersecurity

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