企業間取引の非効率を解決するA1A、見積査定「RFQクラウド」β版公開、BEENEXT、コラプラネクスト、PKSHAなどから資金調達も

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2019.3.12

 

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A1Aは3月12日、製造業の購買・調達部門向けの見積査定システム「RFQクラウド」のβ版を提供開始した。RFQクラウドは見積査定時の価格を最適化するなど業務効率化を支援する。また、同社はこれに合わせ、BEENEXT、PKSHA Technology、コロプラネクストおよび複数の非公開個人から資金調達したことも公表している。調達した資金は合計5300万円。

RFQクラウドは製造業の資材調達・購入をする部門が抱える価格や品質、調達方法の課題を解決するSaaS。グロスでの扱いボリュームが大きい製造業にとって、1%の価格改善が業績に大きく影響する。ここで最適な価格を導き出す工程が「見積査定」になる。

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この工程では複数のサプライヤに相見積を依頼したり、明細や図面などの内容精査、類似品の見積などとの比較が主な業務になる。専門性が必要な上に煩雑な作業が多く、また、扱うデータ数が多い割にアナログな工程が多いという課題を持っていた。RFQクラウドはサプライヤへの見積依頼から回答の受け取り、見積の査定、サプライヤの選定までのプロセスをクラウド上で完結してくれる。

データをクラウドで一元管理することで過去の見積比較など、プロセスで積み上げたデータを属人化させることなく、企業共通の資産として活用できるのも特徴。同社によれば、クローズド版トライアルの結果、見積プロセスに係る工数を5分の1程度に短縮させることができたという。利用料金は購買担当者の使用ID数による課金で月額2万円から。

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A1A 代表取締役の松原脩平氏

運営するA1Aの創業は2018年6月。代表取締役の松原脩平氏は大学卒業後にキーエンスで自動車関連のメーカー営業などを担当し、その後、コロプラネクストでスタートアップ支援を手がけた人物。自身の営業経験や創業支援などを通じ、原価管理や見積などのプロセス課題に着目して企業間取引の効率化を目指す同社を創業した。

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