シンガポール政府、海事向けにブロックチェーンベースの「TradeTrust」をローンチへ

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Image credit: 123RF / tykhyi

シンガポールのテクノロジー分野における最近の取り組みの一環として、海事部門向けに TradeTrust というブロックチェーンベースのシステムをローンチする計画が新たに加えられた。この情報は、2019年3月4日にシンガポール議会において同国の情報通信相を務める S. Iswaran 氏による演説の中で発表されたものだ。

Port Technology によれば、新しいシステムで紙ベースの船荷証券をデジタル化することにより、シンガポールにコンテナ船が入港し積み荷を降ろす際にすぐに共有およびアクセスが可能になるという。

現在はコンテナ1台に必要な物理的なコストに加えさらに20%が管理費として必要だが、今回のシステム採用によりこれが削減できるだけでなく、不正行為のリスクも削減できるため、シンガポールをより魅力的なビジネスハブへと押し上げることができると同氏は確信している。

Iswaran 氏は次のように述べている。

TradeTrust は、企業がデジタル化された貿易資料を安全にやり取りできるよう推進する一連の基準を策定するイニシアチブです。我が国の貿易部門や物流部門の効率化につながると信じています。

IMDA(シンガポール情報通信メディア開発庁)やその他の政府機関が、概念実証トライアルを実施すべく業界パートナーと協力しこれに取り組んでいると伝えられている。

同国はこれに先立ち、シンガポールのナショナルキャリア Pacific International Lines(PIL)とテクノロジー大手 IBM が協力し、海事サプライチェーンでブロックチェーンを活用したイニシアティブを実施している。

【via e27】 @E27co

【原文】

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