ブロックチェーンでアート作品を管理するスタートバーンが3.1億円調達、UTEC、SXキャピタル、電通等から

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アートとテクノロジーを主軸に事業展開するスタートバーンは3月19日、UTEC、SXキャピタル、電通、片山龍太郎氏を引受先とした第三者割当増資の実施を公表した。調達した資金は3億1000万円。また、これにあわせて経営体制を強化し、3月1日付で取締役COOに元AnyPayの大野紗和子氏、社外取締役に元クリスティーズ片山龍太郎氏が就任したことも伝えている。

同社は世界中のアートサービスをつなぎ、作品の来歴・流通マネジメントを可能とするブロックチェーンネットワークを開発している。ブロックチェーンの非改ざん性・相互運用性を活用した証明書により、売買の履歴だけでなく美術館での展示、貸し出し、鑑定といった作品の評価と信頼性に関わる履歴を記録できる。

また、スマートコントラクトによるリージョンコントロール・著作権管理を含めた流通管理やアーティストへの還元金の設定が可能としている。同社はすでに、昨年テストネットを公開しており、そこに接続する自社サービスstartbahn.org への証明書発行機能実装などを進めている。

今回調達した資金は、ブロックチェーンネットワーク・接続ASP開発の加速、事業提携・共同事業を含めた国内外のビジネス展開、知財戦略及び採用強化などに活用する。

今後は、更に幅広いアート関連サービスとの連携を進める他、従来のアート流通における活用に加えて、デジタルコンテンツの流通や販売管理、美術品のレンタルビジネス、高級ブランドの二次流通管理、美術品の分散所有等、広い領域の事業との連携を見据えるとした。

via PR TIMES

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