SleepTechのニューロスペース、事業会社5社などから3.4億円を資金調達——MTG、東電EP、東急不動産HDらと協業へ

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左から:MTG Ventures 藤田豪氏、東京電力フロンティアパートナーズ 菊池英俊氏、ニューロスペース 佐藤牧人氏、ニューロスペース 小林孝徳氏、ニューロスペース 北畠勝太氏、日本ベンチャーキャピタル 奥原主一氏、リアルテックファンド 永田暁彦氏
Image credit: Neurospace

睡眠課題を解決する SleepTech 事業を展開するニューロスペースは8日、3.4億円を調達したと発表した。調達ラウンドは不明。この金額には、三井住友銀行、みずほ銀行、東京東信用金庫からの9,000万円の融資も含まれる。今回の調達ラウンドに参加したのは、MTG Ventures、東京電力フロンティアパートナーズ、日本ベンチャーキャピタル、東急不動産ホールディングス(東証:3289)、ユーグレナ SMBC 日興リバネスキャピタル。本ラウンドでの出資による調達総額は2.5億円。

これはニューロスペースにとって、2017年10月に実施した1億円の資金調達に続くものだ。同社はこれまでに、スローガンコアントと個人投資家からの調達(2015年7月実施、調達額とラウンド不明)、グローカリンクからの調達(2016年12月、調達額とラウンド不明)を実施している。出資による過去累計調達金額は、少なくとも3.5億円を超えたことになる。

ニューロスペースは2013年12月の設立。当初は企業の健康経営における睡眠改善プログラム「Sommnie」などを開発してきた。現在同社が注力するのは AI や IoT 技術を活用した「睡眠解析プラットフォーム」と呼ばれるものだ。最近では、睡眠サイクルが狂いやすい海外出張の多い三井物産の従業員が参加した実証実験を実施、ANA ホールディングスと海外渡航者向けの時差ボケ調整ソリューションを共同で開発。先月には、KDDI やフランスベッドとは、睡眠 × ホーム IoT サービス、スマートマットレスを組み合わせたサービスを開始している。

ニューロスペースでは今後、MTG Ventures および東京電力フロンティアパートナーズのそれぞれ親会社に当たる、MTG(東証:7806)および東京電力エナジーパートナーと、連携サービスや新規サービスを共同開発・展開するとしている。東急不動産ホールディングスの出資は TFHD Open Innovation Program を通じたもので、東急不動産が展開する住宅ブランドでの睡眠改善をコンセプトとしたサービス展開や、東急スポーツオアシスとの新規サービスの共同開発を意図している。

via PR TIMES

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