イスラエル発のクラウドソーシング「Fivver」が米国でIPOーー日本国内でも拡大するギグ・エコノミー

by souta watanabe souta watanabe on 2019.5.24

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ピックアップFiverr files to go public, reports revenue of $75.5M and a net loss of $36.1M for 2018

ニュースサマリー:イスラエルのクラウドソーシング・プラットホームを運営するFivverは5月16日、米国のニューヨーク証券取引所への上場申請を行なった。IPOでの調達額は1億ドルを予定している。

Fivverは単発あるいはプロジェクトベースでの案件を探すフリーランサーと、案件を依頼する会社をマッチングするプラットホーム。プラットホーム内での主な案件は、ロゴデザインや翻訳、動画作成・編集、ウェブサイト作成、記事のライティングなど。

2010年にMicha Kaufman氏とShai Wininger氏によって創業された企業で、直近では、2019年3月末までの12カ月間で合計8300万ドルを売り上げている。これまでも、ギグ・エコノミーを代表する企業として世界中から注目を集めてきた同社は、さらなるサービスの拡大に向けて、今回の上場及び調達を実施する。

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話題のポイント:Techcrunchによれば、同社のサービスはこれまで500万の案件を発生させ、83万人のフリーランサーを生み出すことに成功しています。

Fivverのようなプラットホームビジネスの強みは、ネットワーク効果が働く点です。ネットワーク効果とは、需要側(フリーランサーを求める会社)と供給側(フリーランサー)の数が増加すれば、両者は最適な案件を見つけやすくなり、さらに参加者が増加するという雪だるま式の成長原理のことです。

現代のプラットホームビジネスは、このようにサービスの利便性を高めることで、より多くの参加者を生み出し、指数関数的な成長を実現します。

日本国内に目を向けると、ここ数年で、クラウドワークスやランサーズなどの企業が多くのフリーランサー・副業者を生み出す二大プラットホームとなっています。ランサーズが公開している「フリーランス実態調査(2018年版)」によれば、国内のフリーランスの市場規模は2018年に20兆円を突破しています。

「働き方改革」などによる社会制度の変化もあるので、今後もクラウドソーシング市場はさらに発展していくのではないでしょうか。

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