インド版ズボラ旅、世界観は”フリーランスの旅人”育成プラットフォームーー「Flynote」がSequoia Capital Indiaから1500万ドル調達

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couples sitting in while facing mountain
Photo by mali maeder on Pexels.com

ピックアップFlynote.in raised $1,500,000 Seed from Sequoia Capital India

ニュースサマリー:4月19日、インド発のトラベルスタートアップ「Flynote」がシードラウンドにて1500万ドルの資金調達を実施したことを発表した。Sequoia Capital Indiaが主催するインキュベーションプログラム「Surge」を通して資金を調達。同インキュベーションプログラムには、OYOの創業者でCEOのRitesh Agarwal氏がメンターとして就任するなどインドにおいて存在感を高めつつある。

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Flynoteは旅行者とエキスパートなエージェントを繋ぐマッチングのプラットフォームを提供。エージェントは旅人に対してツアーのデザインや、予約などを代行してマネタイズすることが可能で、Flynote Fellowsと呼ばれている。

話題のポイント:Flynoteが提供するプラットフォームは、日本では「ズボラ旅」またアメリカでいえば「TRVL」に近いエコシステムです。

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同社のプラットフォームにて「エキスパートへ問い合わせ」ボタンを押すと、メールにて上図のようなメッセージが約10分ほどでやってきました。これは自動返信ですが、WhatsAppへと誘導されていますので、この先は実際のエージェントと会話しながら旅先プランを検討することになります。まさにズボラ旅仕様です。

ただ、Flynoteのエージェントが特徴的なのが「フリーランスの旅人」としている点です。

同社の事業概要によれば「”Building a global community of feelance travel enthusiasts, called Flynotes Fellows, who travel, learn and experience the world on the company’s sponsorship.”」と記されてまして、Flynoteが旅人を「スポンサー(インキュベーション)」してフリーランスの旅人エージェントを育て上げる、という意図が見えてきます。これによってプラットフォーム自体の価値向上も目論んでいるというわけです。

ただ、同社のHPを見る限りまだ大々的に「フリーランス旅人」を募集しています!的な案内は見つけることが出来ませんでした。もちろんサービス構築自体もこれからなのでしょうが、近年増えつつあるトラベル領域の中でも、また新しいアイデアの一つだと感じます。

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