法人向け名刺管理サービス「Sansan」がマザーズ上場へ、企業評価額は1200億円規模

by Taishi Masubuchi Taishi Masubuchi on 2019.5.16

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法人向け名刺管理サービス「Sansan」は5月16日、東京証券取引所への新規上場申請を実施し承認されたことを発表した。市場区分はマザーズで証券コードは4443。50万株を公募し、710万株を売り出す。なお、オーバーアロットメントは112万6500株。主幹事は野村証券が務め、上場予定日は6月19日。

価格の仮条件は5月30日に決定し、ブックビルディング期間は6月3日から6月6日を通して実施される。最終的な公開価格決定日は6月7日。想定の株価仮条件は4075円。総株数は約2940万株で、公募・オーバーアロットメントを含めるとおよそ1265億円の時価総額となる。

同社公開の有価証券届出書によれば、2018年5月期の売上高は約73億2400万円で経常利益は30億7700万円の赤字。現在進行中の第3四半期時点で連結売上高73億6100万円、経常利益は6億8400万円の赤字となっている。

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主力サービスとなる、法人向け名刺管理サービス「Sansan」において同社は契約件数約5700件(2019年5月第3四半期時点)を獲得。また名刺管理サービス市場で81.9%のシェアを獲得している。加えて、個人ユーザー向けB2Cサービス「Eight」では、『名刺でつながる、ビジネスのためのSNS』をコンセプトに、235万ユーザー(2019年5月第3四半期時点)を有している。

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同社ビジネスモデル

上位株主は同社創業者で代表取締役の寺田親弘氏が37.10%で筆頭、DCM Ventures China Fund (DCM VII), L/P.が6.90%で続き、INCJ(5.91%)、SMBC (5.81%)、Sansan従業員持株会(4.99%)、ジー・エス・グロース・インベストメント合同会社(4.42%)、A-Fund, L.P. (4.35%)、富岡圭氏(3.57%)、ニッセイ・キャピタル5号投資事業有限責任組合(3.06%)、EEIグリーンテック投資事業有限責任組合(2.34%)となっている。

Sansanの創業は2007年。「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに、ビジネスにおける出会いの証である名刺からイノベーションのきっかけを生み出すサービス「Sansan」を立ち上げた。「Sansan」では、名刺をベースに連絡先管理ソリューションを企業に提供。あらゆる規模の企業が、Sansan のスキャナーやスマホで名刺をスキャンすることで、リアルな世界の人的ネットワークの連絡先データベースを構築することが可能になる。

その後、個人のユーザーネットワークの構築・拡充にきっかけを与えるサービス「Eight」を2012年にローンチ。一部機能を拡充した「Eightプレミアム」、名刺共有を企業内で可能にする「Eight 企業向けプレミアム」、転職潜在層へ採用アプローチが可能な「Eight Career Design」またユーザーに対し広告配信が可能な「Eight Ads」などを提供開始している。

※記事の数値情報は全て有価証券届出書を参照、売上数値は十万円以下切捨て

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