直近のつぶやきからストレス課題をAI診断、3,000種類以上からパーソナライズされたアロマを届けてくれる「CODE Meee ONE」が正式ローンチ

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Image credit: CODE Meee

コードミーは27日、ストレス課題に応じて最適な香りを作成、サブスクリプション購入できるアロマサービス「CODE Meee ONE(コードミーワン)」をローンチした。5月30日に限定ユーザに先行販売していたが、約1ヶ月間のテスト販売を経て、今回正式ローンチを迎えた。

CODE Meee ONE は、典型的な香水や芳香剤などとは異なり、精神状態や気分を改善するメンタルヘルスケア機能に特化した製品。コアターゲットは30代の男性ビジネスパーソンだ。ユーザはサイトから自分のプロフィールのほか、改善したい精神状態やストレス課題、気分を上げたいなど理想のイメージを投入すると、3,000種類以上の調合レシピの中から最適なアロマが3種類提案される。

さらに、ユーザが自分の Twitter アカウントを連携すると、直近200件のつぶやき内容をテキストマイニングし AI が診断・分析。その結果、合計で4種類のアロマの提案を受けられる。ユーザはこのうち1つを選んで購入する。価格は、サブスクリプションで1ヶ月分1,800円。テスト期間中には、アロマを嗅いで気持ちを落ち着かせてプレゼンに臨むユーザや、CODE Meee One でタバコをやめられたユーザもいたという。

Image credit: CODE Meee

27日、東京で開催されたメディア向けのイベントでは、「令和の香り」「炎上の香り〜バイトテロ〜」「炎上緩和の香り」という3つのアロマがデモで紹介された。前者2つについては、CODE Meee ONE が通常サービスで提供するメンタルヘルスケアを意図したものではないが、言葉が持つコンテキストから特徴をどう香りに表現できるかを示したかったという。

アロマ成分の精油や調合の過程はもとより、容器やパッケージなど全ての要素を国産で完成させていることもこだわりの一つ。現在は川崎市内にある CODE Meee のラボ内で製造しているが、販売量の増加にあわせ国内の OEM メーカーに製造委託することも計画している。

CODE Meee は2017年5月、ユーザ毎にカスタマイズされたアロマのサブスクリプションサービス「aromeee(アロミー)」をローンチ(当時の社名はアロマコード)。朝・昼・晩で3本使い分ける仕様だったサービスをブラッシュアップし1本に集約、社名も変えて CODE Meee ONE のローンチにこぎつけた。昨年には、Plug and Play Japan 第1バッチに参加し、フジクライノベーションハブ「BRIDGE」で香りを使った PoC を実施している。

CODE Meee はシードラウンドで、2017年にサムライインキュベートからの資金調達と、政策金融公庫から資本性ローンによる融資、2018年にサムライインキュベート、Globis Venture Challenge、かながわサイエンスパークのインキュベータであるケイエスピー、グローカルリンクから非開示額の資金調達を実施している。

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