ファッション提案O2Oの「FACY(フェイシー)」、上海の新商業施設「Theatre X(TX淮海劇匯)」と業務提携——中国市場進出を本格化

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Theatre X(TX淮海劇匯)完成予想図
Image credit: Bailian(百聯)と URF(盈展)

ファッション提案 O2O サービス「FACY(フェイシー)」を運営するスタイラーは21日、今年上海にオープンする新商業施設「Theatre X(TX淮海劇匯、以下 TX と略す)」と業務提携したことを発表した。TX は、中国の小売大手である Bailian(百聯)URF(盈展)が運営する商業施設。上海市中心部の黄浦区淮海路に面した上海第一百貨店や伊勢丹があった場所を再開発して建設、その第一期が今週にオープンする予定だ。

TX は、日本の代官山や中目黒などに見られる、東京のファッションや店揃えを意識しており、日本から出店するブランドやライフスタイルストアの一部は、スタイラーが誘致に協力している。スタイラーとしては、これらの店舗の上海出店を支援する一方、集客支援やマーケティング支援ツールとして FACY を導入してもらうことで、FACY の中国進出に弾みをつけたい考えだ。

Theatre X(TX淮海劇匯)完成予想図
Image credit: Bailian(百聯)と URF(盈展)

人口減少や高齢化などにより、日本のファッション需要は数の上では頭打ちを迎える一方、東南アジアのファッション需要は安定した成長を見せつつある。スタイラーでは東南アジア進出の皮切りとして、2017年に台湾への進出を果たしている。並行して中国進出も視野に入れる中、中国のインターネットやビジネス上の制約、事業的な難易度から他のアジア地域とは異なった事業戦略を進めてきた。

2015年6月にβローンチした FACY(当時のアプリ名は「スタイラー」)は今月、サービス開始から5年目に突入した。今月現在、FACY のマンスリーアクティブユーザは100万人で、日本のファッション店舗600軒以上、台湾のファッション店舗200軒以上が、集客および O2O ソリューションとして導入。これまでにサイバーエージェント・ベンチャーズ(当時)やトランスコスモス(東証:9715)から総額数億円以上を調達している。