Google、ビッグデータ分析会社Lookerを26億米ドルで買収へ

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Image credit: Looker

Google はデータ分析プラットフォームの Looker を、26億米ドル(全額現金払い)で買収する計画を発表した。

プレスリリースによると、この買収取引は年内に完了する予定で、完了次第 Looker は Google Cloud の一部となる。これにより、Google の利用者に「より包括的な分析ソリューション」を提供することが可能になる。

この動きは、Google が最近行っているマルチクラウドの戦略転換に沿ったものである。AWS や Azure と調和性が高い Google Cloud Services Platform を改称した Anthos のローンチも戦略転換の1つだ。

Google Cloud の CEO、Thomas Kurian 氏は、次のように述べている。

Google Cloud は分析や意思決定のため、世界の多くの大手企業にご利用頂いています。Google Cloud と Looker を組み合わせることにより、お客様は新しい方法でデータを利用することができ、デジタル変換へと促進させることが可能です。弊社はマルチクラウド戦略に引き続きコミットしていき、クラウド全体のデータを分析するため、Looker の機能を保持し拡張していきます。

ビッグデータ

Looker は2011年に設立。Amazon Web Services(AWS)Redshift、Google BigQuery、Snowflake、MySQL など多くのソースを活用することで、膨大な量のデータを視覚化して解明できる多数のプラットフォームの1つである。

Looker は設立以来、合計3億米ドル近くの資金を調達している。その中には、Google の親会社 Alphabet の投資部門である Capital G がリードした、2017年のシリーズ D ラウンドで獲得した8,150万米ドルの資金が含まれている。2社間のクラウドパートナーシップ、共有化された顧客、および上記の資金調達を考慮すれば、今回のニュースは特段驚くべきことではない。

この買収劇は昨年11月、Diane Greene 氏が Google Cloud CEO を辞任し、後任として Kurian 氏が就任して以来初めてのことである。しかし、Amazon の AWS(クラウド市場で世界シェア No.1)に Google が追い付くことを目的とした一連の発表の中では、最新である

また、Looker が昨年末のシリーズ E ラウンドで1億300万米ドルを調達し16億米ドルの企業評価額と伝えられたことも注目に値する。この評価額は Google が同社買収に支払う額よりも10億米ドル少ない。この取引は、Looker が事業拡大するために最適なパートナーを獲得する一方、競争が熾烈なクラウド分析の分野で、Google がどれだけの優位性を必要としているかを示すものであろう。

Looker の CEO である Frank Bien 氏は、以下のように語っている。

今後、私たちは分析とクラウドインフラの両方において、より影響力を広め、より多くのリソース、そして極めて有能な人材を獲得し、顧客とパートナーのためにエキサイティングな道を切り開けるよう連携していきます。同時に、全く異なるスケールと価値観をもってデータを利用することで、ビジネス上の問題を解決する方法を再び考案している最中です。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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