米資産運用大手のインベスコ、東南アジアの配車サービス大手Grabに3億米ドルを追加出資——合計出資額は7億米ドル超に

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Image credit: Grab

アメリカの投資管理会社インベスコ(ニューヨーク証取 IVZ)は、Grab追加で3億米ドルを出資していたことが明らかになった。この追加出資により、インベスコの Grab に対する合計出資額は7億300万米ドルに達した。

調達した資金を Grab は東南アジアでの拡大加速に使う計画。特に、この出資は GrabFood(フードデリバリ)と Grab Financial Group(金融サービス)に特化する見込みだ。

Grab は、比較的新しいながらも集客で良い数字をもたらしている、これら2つのサービスに注力している。スポークスマンによれば、Grab は現在の成長兆候を最大限に活かすべく、この2つのサービスに賭けつつある。

インベスコからの当初の4億300万米ドルの出資は、同社が2018年7月に買収したニューヨークの金融管理会社 OppenheimerFunds によるものだった。

インベスコのチームリーダーで、シニアポートフォリオマネージャーの Justin Leverenz は、声明で次のように述べている。

Grab に対してさらに出資し、日常サービスの提供をサポートできること、東南アジアのユーザにさらなるアクセスと利便性を提供できることを楽しみにしている。

今週、Grab の投資活動には多くの動きが見られた。

同社はイギリスのモビリティマーケットプレイス Splyt に出資した。この出資により、来年には Grab のユーザは Splyt のパートナーネットワークを通じて、東南アジア以外でも配車サービスを予約できるようになるだろう。

さらには、Apple は今週、生き残りに苦しんでいた自動運転技術企業 Drive.ai を買収したことを確認した。Grab Ventures は Drive.ai に出資していた。

【via e27】 @E27co

【原文】

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