The Venture Reality Fund、2019年版のVR業界カオスマップを公開——プレーヤーは550社超にまで成長

by Dean Takahashi Dean Takahashi on 2019.6.6

The Venture Reality Fund カオスマップ(クリックして拡大)
Image Credit: The Venture Reality Fund

The Venture Reality Fund(VR Fund)は、VR 業界で550社超をトラッキングしていると述べている。

VR における投資で最も成長を見せた領域は、ゲーム、位置情報ベースのエンターテイメント、次世代リアリティキャプチャー、エンタープライズ、ヘルスケアだ。

今年前半で大きかった資金調達の一つが LBE 企業の Sandbox VR だろう。IMAX が VR 事業をシャットダウンした一方で、Cinemark や Spaces などが映画館向けの LBE 市場に参入しつつある。

ヘルスケアでは、The Venture Reality Fund が GibLib、Fundamental VR、Prevision OS への出資するなどトレーニング領域への関心を継続的に示しており、Proprio、Oxford VR などトリートメント領域にも出資している。VR と AR の両方に新体験をもたらし、この業界がかつての360度動画から変化を見せているという点で、次世代のリアリティキャプチャは特に注目に値する。

コンシューマ VR が活況を呈しつつあり、5月末には Oculus Quest がローンチ、Oculus Rift S や Valve Index といった VR HMD(ヘッドマウンドディスプレイ)は、以前の世代版から驚くほど改善を行い、プロシューマ市場を視野に入れ始めた。ソニーもまた、プレイステーション VR を420万台超販売したと発表、任天堂は Labo VR とマリオやゼルダといった旗艦キャラクタへの VR 導入で VR に参入した。

インディデベロッパは VR で大きな成功を見いだしつつある。Angry Birds などが急成長するスマートフォンプラットフォームで早期に成功を見出したのにならって、Beat Saber は同社初の VR タイトルを1年未満で100万個以上販売した(売上ベースでは2,000万米ドル超)。

Superhot Team のような企業は、非 VR タイトルよりも VR タイトルから多くの売上をあげていると発表しており、これは、今まで以上に増して、(VR に)事業機会が生まれていることをデベロッパに証明している。

Varjo、HP、HTC Vive が新しいコンシューマスペックの HMD よりも、はるかに多くの機能を提供するなどハイエンド製品を出しており、エンタープライズ VR も多くの点で注目を集めている。Oculus はエンタープライズに対しても真剣に対峙してきているが、エンタープライズ向けのバンドルやサービスサポート開始は秋になるだろう。

VR 領域のエンタープライズソフトウェアでも、多くのサクセスストーリーが見受けられる。Walmart の従業員100万人超をトレーニングする Strivr だけでなく、Ford の車デザインを支援する Gravity Sketch、Kuehne+Nagel のデータサイエンティストがサプライチェーンを最適化するのを支援したり、Cedar Sinai(ロサンゼルスの非営利病院)で医師の救命措置を支援したりする Virtualitics などもそうだ。

まとめると、2019年前半の結果は VR がいかに大きくなりつつあるかを示しており、また、何年にもわたったゆっくりとした、しかし着実な VR 技術の採用が大きな曲がり角に達したことを、多くの指標が示唆している。Facebook、HTC、ソニーなど巨大プレーヤーの努力の甲斐もあり、VR が採用されるスピードは加速が期待され、多くのスタートアップがファンや顧客の獲得に成功しつつある。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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