Walmartが食品を自宅の冷蔵庫まで届けてくれる「InHome Delivery(インホーム・デリバリー)」 今秋から開始へーーその脅威の安全対策とは

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ピックアップWe’re Taking Walmart Grocery Delivery One Step Further 

ニュースサマリー:Walmartは7日、新たなデリバリーサービス「InHome Delivery(インホーム・デリバリー)」を今年秋ごろより開始すると発表した。この新サービスは、オンライン注文した品物が直接自宅の冷蔵庫へ配達されるというもの。同サービスにより、ユーザーは自宅に在宅しなくとも生鮮食品を注文可能となる。

話題のポイント:まず最初にこの新デリバリーサービスを聞いて思うのは「知らない人が勝手に家に入ってくる」ことをどう対処しているのか、ということですよね。

Walmartによると、利用者は配達員が取り付けるウェアラブルカメラを通して、リモートで作業の確認ができるとしています。

返品をしたい場合もさらにクレイジーで、アプリを通して連絡を入れると冷蔵庫に入れたままの品物をそのままWalmart配達員が回収してくれるそうです。確かに時間やコスト削減につながりますが、合理的すぎてやや怖いです。

確かに同社は事前に効率的な冷蔵庫の使い方や礼儀作法について特別な教育プログラムを配達員に受講させ「家に他人が入る」ことへの障壁を低くするとしてるのですが、国によってカルチャーフィットの問われるサービスだなと思う次第です。

ちなみに自宅へ入退室できる環境構築は例のごとくスマートエントリー(スマートロック)を自宅に導入する方法です。これにより物理的な鍵がなくとも遠隔で自由な出入りの制御が可能になります。

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Walmart

以前報じた通り、Walmartは2018年における決算書にて「Pickup & Delivery and eCommerce ship-to-home」を売り上げに貢献した要因として挙げています。

DoorDashとの取り組みも、もちろんこれに含まれるのですが、Walmartが主体となった「InHome Delivery(インホーム・デリバリー)」のコンセプトはなかなか思い切ったサービスなだけに、大化けすると同社の主軸となっていく可能性を秘めてそうです。

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