AI献立自動作成アプリ「me:new(ミーニュー)」、CCCマーケティングと資本業務提携——Tカードと連携、献立の自動レコメンド等を実現へ

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me:new

好みや栄養を考えたオリジナル献立を、最長1週間分自動作成するアプリ「me:new(ミーニュー)」を開発するミーニューは31日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下のデータベース・マーケティング事業子会社 CCC マーケティングと資本業務提携を締結したことを明らかにした。CCC マーケティングからの調達金額は明らかになっていないが、THE BRIDGE の取材に対し、このベンチャーラウンドでの調達額は、CCC マーケティングや他の既存株主からの調達を合わせ3億3,000万円に上るという。

同社にとっては、東京電力フロンティアパートナーズから数千万円の調達(昨年12月)、経沢香保子氏からの調達(昨年6月)、個人投資家複数名からの調達(昨年6月)に続くものだ。累積調達金額は不明。今回の CCC マーケティングとの業務提携を受けて、ミーニューでは me:new と、CCC マーケティング傘下「Tポイント・ジャパン」が運営するTカード/Tポイントとを連携した献立提案事業を構築する。

T カードは現在6,950万人が利用しており、小売店舗や飲食店舗をチェーン展開する企業を中心に191社が参画している。T カードを提示してユーザが購入した情報がデータベース化され、商品開発などを目的に参画企業に提供。また、T カードを提示したユーザには、購入金額に応じて店舗毎に一定率でポイントが付与・還元される仕組み。

T カード
Image credit: CCC Marketing

me:new と T カードが連携することで、T カードを使った購入履歴から料理の好みを学習する機能(me:new 上での初めての利用時に、ユーザが自ら好みを登録する必要がなくなる)が提供できるほか、me:new が提案した献立が受け入れられたか(献立のメニューを T カードを使って外食したか、献立の調理に必要な食材を T カードを使って購入したか、など)の捕捉が可能になり、これを繰り返すことで献立提案の精緻化が可能になる。このほか、ミーニューでは T カードユーザから me:new への新規流入、T カードに参画する小売業・飲食業の企業への事業連携を期待している。

2014年初めにローンチした me:new は、ドコモ・ベンチャーズが同年3月に開催した第2期インキュベーション・プログラムのデモデイで優勝。その後、マネタイズ手法の編み出しに苦労しながらも、受託開発をしながら再度事業加速する時機を伺っていた。2016年8月に IBM BlueHub 第3期に採択された。2018年6月現在のダウンロード件数は44万件、ユーザ数は明らかにされていないが、今年1月に公開した近所のスーパーの特売情報をもとに献立を提案する機能が呼び水となり、月額400円の有料メニュー「me:new プライム」の購読ユーザ数が順調に推移しているそうだ。

同社では今回の資金調達を機に、東京・南青山にあるキッチンが併設された居抜き飲食店物件にオフィスを移転。me:new プライムの機能やサービス強化などを念頭に、現在、東京に4人、岡山に2人いる開発メンバーを増やす計画だ。現在、某大手ネットスーパーと me:new を連携した実証実験を行っており、来年初頭にはこのサービスのローンチに漕ぎ着けたいとしている。

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