Presso は、自動販売機型またはキオスク型のドライクリーニングマシンだ。急いでいる時などに Y シャツをセットすると、5分間で洗浄、汗や臭いやバクテリアの除去・分解、スチーム、プレスなどを完了する。ビジネス旅行者などは、ホテルでクリーニングに出すと出来上がりが数日後になるので依頼を躊躇してしまいがちだが、Presso なら数分間で出来上がるので需要にマッチすると考えた。
エコノミー型のビジネスホテル、空港、オフィスビルなどへの設置などを想定しており、昨年には、Hampton by Hilton Hotels や Courtyard by Marriott などで6件のパイロット実験を完了済。今年は複数の LOI(契約締結)を目指す。これまでに、Y Startup School、HAX、SOSV などからシード資金を調達している。
香港 RISE も2日目。何回目からかは忘れたが、ここ数年で定番化した人気コンテンツの一つに「中国インターネットレポート」がある。このレポートは、香港の地元紙 South China Morning Post とその姉妹サイトである Abacus と、以前は 500 Startups のパートナーで、今春ブロックチェーン特化 VC の Proof of Capital を立ち上げた Edith Yeung 氏らが毎年更新している。
AI ソリューションプロバイダの AnyMind Group は11日、プロサッカー選手の本田圭佑氏と YouTube をはじめとする SNS 上での活動におけるサポート契約を締結し、本田氏の公式 YouTube チャンネル「Keisuke Honda」を開設したと発表した。これと合わせて、AnyMind Group は本田氏の個人ファンド KSK Angel Fund から資金調達し、本田氏が …
左から:本田圭佑氏と、AnyMind Group CEO の⼗河宏輔氏 image credit: AnyMind Group
AI ソリューションプロバイダの AnyMind Group は11日、プロサッカー選手の本田圭佑氏と YouTube をはじめとする SNS 上での活動におけるサポート契約を締結し、本田氏の公式 YouTube チャンネル「Keisuke Honda」を開設したと発表した。これと合わせて、AnyMind Group は本田氏の個人ファンド KSK Angel Fund から資金調達し、本田氏が AnyMind Group のアドバイザーに就任したことも明らかにした。調達金額は明らかになっていない。
AnyMind Group では、特に同社傘下のインフルエンサーマネジメント事業 CastingAsia を通じて、本田氏と協業を図りたいとしている。同社は今年3月、タイの MCN(マルチチャンネルネットワーク)大手 Moindy Digital を買収し、CastingAsia のビジネスポートフォリオへの統合を明らかにしている。本田氏がカンボジア代表サッカーチームの監督を担っていることはよく知られているが、東南アジアのファンへのメッセージ発信などにも、AnyMind Group と本田氏の関係は有効に機能する可能性がある。
本田氏の公式 YouTube チャンネル「Keisuke Honda」 Image credit: AnyMind Group / YouTube
AnyMind Group は、マイクロアドの東南アジア各国の現地法人 CEO を務めた⼗河宏輔(そごう・こうすけ)氏と、マイクロアドのベトナム現地法人の COO を務めた⼩堤⾳彦(こづつみ・おとひこ)氏らにより2016年に設立(当時、AdAsia Holdings)。これまでに、シードラウンド、シリーズ A ラウンド、シリーズ B ラウンドを通じて、3,590万米ドル(40億円超)を調達している。現在、東南アジアの11市場13拠点に展開しており、20国籍500人以上の社員が勤務している。
THE BRIDGE の取材に対し、十河氏は、既存の MCN との差別化として、インフルエンサーだけでなく、アスリートやセレブリティの YouTube 上でのコンテンツ配信を支援したいと答えており、本田氏の公式 YouTube チャンネル開設支援は、その第一弾という位置付けのようだ。一方、本田氏はこれまでに Makuake、HRBrain、ecbo、FiNANCiE、Homii などに KSK Angel Fund を通じて出資しているほか、Drone Fund、DEEPCORE、ウィル・スミス氏と協業する Dreamers Fund といったファンドにも出資している。
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6月18日の夜、VPGame(威佩)の「League of Legends(英雄連盟)」の試合用チャットルームは盛り上がっていた。対戦するのは両者ともプロの中国 e スポーツチーム、上海を拠点とするFunPlus Phoenix(趣加電子競技倶楽部、FPX)と、杭州を拠点とする LGD Gaming(LGD 電子競技倶楽部)だった。 多くのユーザは LGD Gaming を応援しているようだった。…
Image credit: dolgachov / 123RF
6月18日の夜、VPGame(威佩)の「League of Legends(英雄連盟)」の試合用チャットルームは盛り上がっていた。対戦するのは両者ともプロの中国 e スポーツチーム、上海を拠点とするFunPlus Phoenix(趣加電子競技倶楽部、FPX)と、杭州を拠点とする LGD Gaming(LGD 電子競技倶楽部)だった。
試合後には「X!!-It’s hard to win」という名前のユーザが「30が220になった、TYTY」と、7倍以上の賭けに勝ったことを「thank you, thank you」の略語である TYTY を使って自慢していた。
負けた者は非常に不機嫌だった。「NEVER GIVE UP」というハンドルネームのユーザは、どちらのチームがゲーム中で最初の5キルをするかという賭けに触れて「負けちまえバカ FPX クソがもう最初の5キルで負けたんだから試合も負ければいいバカ死ね」と書き込んだ。
中国ではeスポーツの規模が大きく、急速にさらに大きく成長している。国営のテレビ放送局 CCTV(中国中央電視台)の報道によれば、2018年には84億8,000万人民元(約1,340億円)だった e スポーツ市場の規模は、2020年までに倍以上に増えて211億人民元(約3,330億円)になるかもしれないとのことである。
同報告によると、この産業は中国で2020年までに50万人という莫大なeスポーツのプロの需要を作り出すとされている。TechNode(動点科技)が最近 PricewaterhouseCoopers から受け取った報告では、2019年の e スポーツ業界は2億1,200万米ドル以上の収益を荒稼ぎすると見られている。
その後ユーザは「Dota 2」「CS:GO」「League of Legends」「Honour of Kings」という4タイトルのeスポーツの大会でcat beanを賭けることができる。6月18日、同プラットフォームでは15試合で賭けが行われた。賭けは一般的なスポーツで行われるものと同様のものである。勝つと思われる方が3ゲームビハインドからスタートする、アジアンハンディキャップ付きの勝敗予想。ならびに、1試合の総勝利ゲーム数では、「3回勝負」の試合で総勝利数が2.5を超えるかどうかを予想するものだ。
北京の Merits & Tree Law Offices(植德律師事務所)の弁護士 He Jing 氏は TechNode にこう語った。1つは手数料を取ること。もう1つはお金を賭けること、つまり実際にユーザが現金を賭けて勝てば現金が戻ってくるというシステムである。中国では国家体育総局が認可したスポーツくじを除いて、プラットフォームが賭け金として現金を受け取ることは基本的に違法だとされている。
これら2つの一線のため、いくつかのeスポーツ賭博ウェブサイトは非常に不安定なポジションにある。Huomao は賭けの手数料を取っていないので最初のラインは超えていないが、トークンを販売し、ユーザがトークンをギフトカードや実際の景品といった商品に換えることができるようにしているため、2つめのラインは超えていると He 氏は TechNode に語った。
2018年4月、中国の大規模なeスポーツ大会である Dota 2 Professional League(DOTA2 職業連賽)で、1部リーグの2チームが八百長のため永久追放され、5名の選手が2年間の大会出場禁止になった。ほんの数日後、同じゲームで第2リーグの2チームも、八百長試合で追放された。
台湾、香港、マカオで League of Legends 最大の大会である League of Legends Master Series は4月、自分たち自身の試合で賭博を行ったとして Dragon Gate Team を大会から除外した。League of Legends Development League も、Rogue Warrior Shark(俠盜勇士電子競技倶楽部)というチームの選手4名を八百長のため18ヶ月の出場禁止とする決定を4月に下した。
直近では6月18日、Tencent (騰訊)の League of Legends Pro League(大熱線上遊戲)という中国における同ゲーム最大のリーグは、LGD Gaming のレギュラー選手1名と控え選手2名の八百長関連の行動を明らかにした。レギュラー選手は18ヶ月、控え選手は10ヶ月のリーグへの出場禁止とされた。