オンライン資格試験「資格スクエア」のサイトビジットがリーガルテック領域に進出、電子契約締結クラウド「NINJA SIGN」をβローンチ

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NINJA SIGN
Image credit: Sight Visit

サイトビジットは29日、オンラインで編集から締結まで完了する定型契約締結クラウド「NINJA SIGN(ニンジャサイン)」をβローンチした。すでに自社で使っている定型契約書の編集、新規作成、通知、締結、管理をクラウド上で完結することができる。サイトビジットでは、社内で他社が提供する契約締結クラウドを使ってきたが、その中で不便を感じた点を NINJA SIGN には機能として追加し、より使いやすいものにしていくという。

一般的に、契約締結クラウドは完成された契約書を PDF 化し、それらを契約双方で閲覧し確認しあうものが多い。一方、NINJA SIGN では、契約の締結プロセス以前の契約書編集の機能が備わっている。ユーザが恒常的に使っている契約書(Word ファイルなど)をアップロードすると Google Doc ファイル化され、「甲」「乙」をはじめとする部分を可変にしテンプレート化することができる。複数者と同一内容で契約する場合などに作業の効率化が図れるため、ユースケースとしては、働き方改革関連法が順次施行される中、労働契約や雇用契約での需要が高まるのではないか、とサイトビジットでは期待している。

NINJA SIGN
Image credit: Sight Visit

契約締結クラウドには、国内ではクラウドサイン、世界的には DocuSign などが市場を支配する中、サイトビジットが新事業に参入する理由について、サイトビジット代表取締役の鬼頭政人氏は、「資格スクエア、出題予測エンジンに続き、3本目の事業の柱にしたい」と意気込みを語ってくれた。オンライン資格試験予備校の「資格スクエア」だけでは国内の市場規模的に成長の上限があるため、事業領域の拡大により売上を多様化する意図があるようだ。

代表の鬼頭氏が現役弁護士ということもあり、サイトビジットとしては当初からリーガルテック領域を強みとする考えはあった。資格スクエアも当初は25種類の資格のオンライン試験学習を提供していたが、提供範囲を法律系を中心とする9種類の資格に絞ったところ、かえって売上が伸びたのだとか。出題予測エンジンについても、鍼灸師資格の試験など選択式で出題される分野で重宝され、サードパーティーに〝エンジン貸し〟する事業が伸びているそうだ。

NINJA SIGN についてだが、先行する競合サービスとの差別化については、8月には締結契約のブロックチェーン上での書き込み機能を追加するなど機能面や価格面で差別化を図るが(DocuSign はブロックチェーン機能をリリースしている)、「SaaS は技術だけで差別化を図るのは難しい(鬼頭氏)」として、営業やマーケティングの強化も図っていくという。

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