STUDIO の創業者・経営陣と、今回の調達ラウンドに参加した投資家の皆さん Image credit: Studio
クラウドベースの Web サイト作成ツール「STUDIO」を開発・提供する STUDIO は25日、プレシリーズ A ラウンドで約1.3億円を調達したと発表した。このラウンドには、NOW、D4V、日本デザインセンター、THE GUILD、PARTY、マネックスベンチャーズのほか、個人投資家として坪田朋氏(Basecamp 取締役)、中村洋基氏(PARTY ファウンダー/クリエイティブディレクター)、杉山全功氏が参加した。
STUDIO は、以前、個人旅行ツアープラットフォーム Travee を共同創業した石井穰氏と(Travee はその後、旅行大手エイチ・アイ・エスに事業譲渡)、UI/UX 設計やアプリ開発を手がけたオハコの取締役を務めた甲斐啓真氏(オハコは後に、インターネット総合サービスののココンによりグループ会社化)らにより創業。2017年4月に STUDIO のβ版、2018年4月に正式版をローンチしている。
STUDIO は、HTML や CSS のコーディングスキルが全くなくても、ドラッグアンドドロップによるデザイン本位の操作だけで Web サイトを作成できるクラウドサービスだ。ボックスのドラッグアンドドロップのみで Web デザインが作成できコーディングが実行される。テンプレートベースのサイトビルダーではないためデザインが画一的にならず、カスタムデザインにもコーディングの知識を必要としない。
サムライインキュベートは今月、同社の執務スペース、イベントスペース、コワーキングスペースなどからなる「SAMURAI HOUSE -INCUBATION-」を六本木一丁目に設置した。六本木一丁目に存在した旧・斎藤医院を森ビルが買い取りリノベーションした建物を利用、高層商業ビルを手がけることが多い森ビルにとっても珍しい物件だ。 2008年に創業したサムライインキュベートはほどなく、東京・練馬の小竹向…
インタビューに応じてくれた、サムライインキュベートの榊原健太郎氏。「SAMURAI HOUSE -INCUBATION-」の屋上で。 Image credit: Masaru Ikeda
サムライインキュベートは今月、同社の執務スペース、イベントスペース、コワーキングスペースなどからなる「SAMURAI HOUSE -INCUBATION-」を六本木一丁目に設置した。六本木一丁目に存在した旧・斎藤医院を森ビルが買い取りリノベーションした建物を利用、高層商業ビルを手がけることが多い森ビルにとっても珍しい物件だ。
Google でサムライと検索すると、うちと同じか隣り合うくらい上位に佐藤可士和さんの名前が出てくる(SAMURAI は佐藤氏のクリエイティブスタジオの名前だから)。日本発でグローバルに成功している会社はまだ多くない中、佐藤さんはグローバルな会社のクリエイティブを多く手がけておられるので、ぜひリブランディングのディレクションをお願いしたいと思った。
「できるかできないか、ではなく、やるかやらないか」というサムライインキュベートのスローガンは、創業者自らそれを地で行く形で生かされ、今回のリブランディングに至ったわけだ。サムライインキュベートの新 VI は、行動指針に照らして「志勇礼誠」という新たな言葉で表現され、その四文字を限りなく削ぎ落として抽象化された正方形四つのデザインでまとめられることとなった。
家具・インテリアのサブスクリプションサービス「airRoom」を運営する Elaly は24日、プレシリーズ A ラウンドで資金調達を実施したと発表した。同社にとっては、2018年10月に実施したシードラウンド(推定数千万円を調達)に続くものだ。 このラウンドに参加した投資家は、次の通り。 オークファン コロプラネクスト 名古屋テレビ・ベンチャーズ F Ventures Japan Angel F…
Elaly の経営陣と投資家の皆さん。中央が大藪氏 Image credit: Elaly
家具・インテリアのサブスクリプションサービス「airRoom」を運営する Elaly は24日、プレシリーズ A ラウンドで資金調達を実施したと発表した。同社にとっては、2018年10月に実施したシードラウンド(推定数千万円を調達)に続くものだ。
このラウンドに参加した投資家は、次の通り。
オークファン
コロプラネクスト
名古屋テレビ・ベンチャーズ
F Ventures
Japan Angel Fund
柄沢聡太郎氏(元メルカリ執行役員 CTO)
児玉昇司氏(ラクサス・テクノロジーズ 代表取締役社長)
坂本達夫氏(Smartly.io Sales Director, Japan)
西江肇司氏(ベクトル 代表取締役社長)
その他匿名の個人投資家3名
Elaly では調達した資金を使って airRoom 事業の加速を狙う。サービスやビジネスをスクラッチで開発することににこだわらず、他のスタートアップの acqu-hire や事業買収なども積極化させる構え。THE BRIDGE の取材に対し、「モノのサブスクで、最短上場を狙いたい」と創業者で CEO の大藪雅徳氏の鼻息は荒い。今回の投資家の顔ぶれにもそれを意図した戦略が見え隠れする。キーワードを挙げるなら、新興バーティカルにおけるドミナントプレーヤー、サブスクモデルの知見活用、地方における露出拡大だ。
F Ventures と名古屋テレビ・ベンチャーズには、地方における広報力や露出拡大を期待するそうだ。airRoom は現在、関東一都三県と大阪府でのみ提供されているが、これを少なくとも F Ventures が拠点を置く福岡県と、名古屋テレビのある愛知県には人日中に拡大する模様。年内には、有料会員5万人(無料会員も入れると20万人)の達成を目指す。