グルメアプリ「SynchroLife」、三菱UFJニコスとクレカ利用で仮想通貨が貯まるサービスのPoCを実施へ

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トークンエコノミー型グルメ SNS「SynchroLife(シンクロライフ)」を運営する GINKAN は25日、三菱 UFJ ニコスとクレジットカード明細利用データに基づいて、利用金額の一部を仮想通貨で還元する PoC を本日から開始する。PoC であるため、対象となるのは三菱 UFJ ニコスの社員が、三菱 UFJ ニコスの加盟店である飲食店で利用した取引のみ。PoC の結果を受けて、将来的には一般会員にまでサービスが拡大される可能性がある。

SynchroLife は今月から、ユーザが飲食店で食事をすると、利用代金の会計金額の1〜5%(店舗設定でキャンペーン時最大20%)相当の仮想通貨「SynchroCoin」が受け取れるサービスを提供している。このサービスで仮想通貨を受け取るには、決済時に支払と合わせ QR コードの読み取りが必要になる。三菱 UFJ ニコスとの PoC では、事前にクレジットカードのユーザ情報と SynchroLife のユーザアカウントを紐づけておくことで、ユーザは店舗でカード決済により支払うだけで、仮想通貨が後日自動的に付与される。

Image credit: Ginkan

GINKAN は今月、クレジットカード大手のオリエントコーポレーション(以下オリコ、東証:8585)と業務資本提携を締結したことを明らかにしている。オリコとの業務提携について、両社のプレスリリースでは「新しいプロモーションサービス提供、顧客向けサービス、フィンテック事業等で協業を目指す」とのみ言及されており、具体的な施策については現時点で明らかになっていない。オリコが今後、三菱 UFJ ニコスとの PoC に見られるような仮想通貨が貯まるサービスを提供するかどうかは不明。

一方、GINKAN は今年3月から開始された MUFG DIGITAL アクセラレータの第4期に参加している。言うまでもなく、三菱 UFJ ニコスは MUFG 傘下であるため、今回の PoC はアクセラレータプログラムの一部と見られる。MUFG DIGITAL アクセラレータ第4期は26日にデモデイ(一般向け)を開催する予定で、プログラム参加を通じた成果を披露するピッチの評価が注目される。

via PR TIMES

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