インドで食のAmazon目指す「BigBasket」が1500万ドル調達

by souta watanabe souta watanabe on 2019.8.9

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credit & source : Bigbasket Web Site

ピックアップBigBasket Raises INR 100 Cr Venture Debt From Trifecta Capital

ニュースサマリー:7月29日、インド国内の食品コマース企業「BigBasket」が約1500万ドル規模のベンチャーデットでの調達に成功した。2011年に創業した同社はこれまで累計で1億ドル以上の調達を実施しておりユニコーンを射程圏内に入れている。

サービスはAmazonのフード版のような内容で、フルーツや野菜から米などの穀物、お菓子、飲料など、他にはキッチン用品や生理用品の販売・配達を行なっている。インドにおける食配達ビジネスはフードデリバリー市場の加熱に目がいくが、コマース分野も成長著しいのである。なお、Bigbasketは2017年にも約85万ドル規模のデットファイナンスを実施している。

話題のポイント:BigBasketは牛乳配達のサブスクリプション企業や朝食デリバリー企業、他には同じ食品のコマース企業など過去4社を買収するなどして、自社プラットホームに様々な機能を加え続けています。

またInc42によれば、調達資金の使い道は運転資金の獲得及び、冷凍が必要な食品のサプライチェーン拡大、主力である野菜・フルーツ配達のための倉庫の設置、牛乳配達サブスクリプションの拡大のためなどとされています。

他にも現在提供している特定の食品が1時間半以内に届くスピード配達サービスを終了させ、新たに食材配達のサブスクリプションサービスを立ち上げるという話題もあるようです。概してまとめると、より多くのユーザーの要求に合わせて、柔軟にサービスを展開していくということです。

インドにはFlipkartというコマースのテックジャイアントが既に存在していますが、Flipkartは食品だけでなく全種類の商品を扱ういわゆる水平型の販売スタイルです。それに対してBigbasketは食品にフォーカスしているため、その優位性を活かして差別化していくことになるのでしょう。

ちなみに、同社の投資家には中国きってのテック・ジャイアント「Alibaba Group」やインドで最大の決済サービス「PayTm」の名が存在しています。PayTmは当然BigBasketでも利用されており、かつ同社はAlibabaから出資・技術協力を受けています。したがってAlibabaにとってみればBigBasketの拡大は出資先であるPayTmの発展にも繋がるため、一石二鳥ということになります。

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