面倒なアンケートは不要「Slack+AI」で組織診断の「Well」公開ーージェネシアV、佐藤裕介氏らから資金調達

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企業の組織状態をコミュニケーションツールから可視化・診断する「Well」を提供するBoulderは8月22日、ジェネシアベンチャーズおよび個人投資家を引受先とする第三者割当増資の実施を公表した。調達した資金は6000万円で出資比率などの詳細は非公開。

参加した個人投資家はFORCASおよびジャパンベンチャーリサーチ代表取締役の佐久間衡氏、ヘイ代表取締役の佐藤裕介氏の2名。同時に同社はα版の「Well」を公開し、テストユーザーの募集も開始している。

Wellは従業員の成功「エンプロイーサクセス」をコンセプトに、自社の収益と従業員の幸福度を両立させることを狙った組織の可視化ツール。通常、組織の状態を可視化するための手法としては定期的なアンケートが用いられてきた。組織のスコアリングという手法自体は経営陣にとってもわかりやすく状況把握できる一方、アンケートそのものの正確性や従業員への負担も課題として残る。

そこでWellでは、企業内でコミュニケーションツールとして普及し始めているチャットサービスなどのデータを人工知能分析することでこの課題に取り組む。α版ではSlackに対応しており、同社説明では今後、対応ツールを拡大していくという。また価格については現在のα版でのテストを通じて課金方法・料金体系を決める。

今後、同社ではテスト導入を通じて組織状態の可視化だけでなく、組織内で発生する課題の解決に繋がるサービスの提供も予定している。

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