Facebook、新形態の起業家ハブ「Playground」をテルアビブ市内に開設——地元スタートアップ、開発者、コミュニティをつなぐ

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Facebook Playground

Facebook はスタートアップと起業家向けの新たなハブをイスラエルで正式に開設した。この地域で関係構築、スキル開発、イノベーション育成を目指すという。

Playground と名付けられた新たな空間は、同社が単独もしくは現地企業との協力で世界中に開設してきた数あるハブのうちの1つだ。だが、「スタートアップの国」と大きな話題になっているイスラエルにはアメリカ以外ではロンドンに次いで2番目に大きい350人以上のスタッフを擁するエンジニアリングハブがあることからすると、今回の動きは注目に値する。

同社 COO の Sheryl Sandberg 氏は14日、テルアビブで行われたローンチイベントで、Playground は毎年1万5,000人規模となるほか、各種プログラム、トレーニングセッション、オフィスアワー、メンターの機会へ広がるとコメントした。Sandberg 氏は次のように述べた。

イスラエルはシリコンバレーに次いで大きいスタートアップの国、スタートアップの密度では世界一です。今日は、顧客を発見し、人材を雇い、当社サービスで事業を成長させている起業家の方々と会いました。起業家はコミュニティを作り、雇用機会を生み出し、大胆なアイデアを世界変革につながる技術に変化させています。

同社にはパリのスタートアップキャンパス「Station F」キャンパスなど世界中に有名なスタートアップ専用のスペースが多数あるが、2018年にはロンドンで初となる社内インキュベータ「LDN_LAB」を開設した。セールスとマーケティングチームが拠点とするテルアビブ第2オフィスに設けられた Playground は、複数のテックオフィスが隣接し、EMEA 地域では同社唯一のスタートアップハブである LDN_LAB と同等の位置づけとなっている。

Facebook Playground

Facebook イスラエルのカントリーディレクター Adi SofferTeeni 氏は次のように述べている。

Playground のおかげで、当社イスラエルオフィスで現在実施中のあらゆる施策をスケールできます。イスラエルのエコシステム用の専用スペースを作り出し、新と旧、伝統とデジタル、そして最も大事である、人と人とをつなぎます。

Playground では、スタートアップ、デベロッパー、パートナー企業向けのワークショップとプログラムが多数設けられるが、動画やポッドキャストを制作するスタジオとしても使える。同社が以前運営していた「Startup Growth Program」が今後の中核的な取り組みとなり、VC の出資を受けた消費者向けスタートアップを呼び寄せて次の成長フェーズに賭けてもらうことになる。

Facebook Playground

同社によると、とりわけ B2B 業界で成功を収めたテックスタートアップとイスラエルは同義となった。同社は EMEA(中東とアフリカ)地域において、B2C スタートアップに真正面から注力することで最大のテックハブを作りたいと考えている。実際、Playground の Startup Growth Program の第1コホートに参加する消費者特化のスタートアップは、BookawayShookitKleverLumenModli など13社がある。

SofferTeeni 氏は続けて述べた。

当社の Startup Growth Program では、消費者向けに特化したポストシードのスタートアップを支援します。当社では、製品、マーケティング、テック、マネジメントというドメインについて、プロに向けた道筋を作っています。その狙いは、製品やマーケティングに特化した人や、シードからグロースのステージまでドメインを率いることのできるプロの人材など、スタートアップリーダーシップチーム内にいるドメインのリーダーの動きを加速させることです。

Playground の機能は、グロースステージ段階のスタートアップを対象としたインキュベータだが、それは全体の一部に過ぎない。究極的に Facebook が目指すのは、このスペースを活用して、ビジネスやコミュニティのリーダーやデベロッパー、その他オーディエンスなどテックコミュニティにいるあらゆる人材と協業することだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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