前TechCrunch Japan編集長の西村賢氏、Coral Capitalにジョインしコンテンツ発信を強化

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左から:ジェネラルパートナー James Riney 氏、パートナー兼編集長の西村賢氏、ジェネラルパートナー 澤山陽平氏
Image credit: Coral Capital

Coral Capital は1日、前 TechCrunch Japan 編集長で、その後 Google の戦略提携部でスタートアップのインダストリー・ヘッドを務めていた西村賢氏が参画することを発表した。西村氏の肩書はパートナー兼編集長となっており、Coral Capital のコンテンツ発信やディールソーシングに注力するとみられる。

西村氏は大学在学中から月刊アスキー」で連載を持ち、卒業後はアスキーの編集・記者としてネット・デジタルを幅広く取材。2006年に ITmedia へ移籍し「@IT」、2013年から約5年間にわたり TechCrunch Japan 編集長を務めた人物だ。

Coral Capital のジェネラルパートナーである James Riney 氏と澤山陽平氏によれば、500 Startups Japan の頃から、起業家へのコンテンツ発信に注力してきたという。彼らが 500 Startups Japan の時代に発表した「有償新株予約権」を用いた J-KISS の仕組みをはじめとして、海外のスタートアップ事例なども積極的に紹介してきた。

Image credit: Coral Capital

Coral Capital ではファンディングを Riney 氏が、ファイナンスを澤山氏が担当する一方、コンテンツ発信については専任を置かず、Riney 氏と吉澤美弥子氏(シニアアソシエイト)らが手探りでやってきたという。しかし、昨今、オープンイノベーションのトレンドが高まる中、スタートアップのみならずビジネス界や社会全体への認知向上が必須と判断。その分野のプロである西村氏に白羽の矢が立ったというわけだ。

Riney 氏は西村氏を招聘した理由として、Riney 氏が DeNA に在籍していた頃から付き合いがあり、また、500 Startups Japan を立ち上げた時に西村氏が真っ先に取り上げたこと、西村氏がバイリンガルで日本のみならず海外のスタートアップ事情にも精通していることを挙げた。

なお、Coral Capital は2019年3月、50億円のファンド組成を発表していたが、このファンドの資金調達がオーバーサブスクライブの60億円でクローズしたことも明らかになった。

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