後払いでユニコーンになったKlarna、米国市場での成長を狙って4億6000万ドルを調達ーー後払いショッピングアプリ公開も

by souta watanabe souta watanabe on 2019.8.18

ピックアップKlarna announces $460M equity raise to further support massive US growth

ニュースサマリー:8月6日、ストックホルム発の後払いサービスを提供する「Klarna」が、ベンチャー・ラウンドにてDragoneer Investment Groupを筆頭に計8つのファンドから総額4億6000万ドルを調達したことを公表している。

今回の調達を機に同社の累計調達額は12億ドルに、かつ企業価値は55億ドルに到達した。創業は2005年と約14年近くの時が経過しているが、未上場のため立派なユニコーン企業として位置付けられている。

今回の資金調達は米国での事業を拡大するためだ。現在Klarnaは米国で年600万社の新規顧客が生まれており急拡大中だという。現時点では、米国内の3000社を超えるマーチャントに対し同サービスを提供している。さらにKlarnaは最近ショッピングアプリをローンチした。アプリではKlarnaを導入するマーチャントの商品を購入することができる。

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Credit & Source : Klarna

Klarnaの公式ブログによれば、同アプリは、競合アプリの3倍のデイリー・ダウンロード数を誇り、かつアプリユーザーの50%は毎週アプリ内でショッピングを楽しんでいるとしている。

話題のポイント:オンライン・ショッピングにおける支払いは、現在でもクレジットカード払いが圧倒的なシェアを誇っています。ですがクレジットカードでの分割払いを選択する場合、そこには利息という大きな障壁があります。

ですがKlarnaのビジネスモデルはtoBで、マーチャントから導入料金が支払われる形になるため、Klarnaの後払いを利用するユーザーに対して利息または利用手数料を要求することがありません。

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Credit & Source : Klarna

以下の動画をみていただくと分かりやすいですが、購入時に、クレジットカードやPaypalと並び「Klarna」を選択でき、後払い(分割払い)を行うことができます。非常にシンプルかつ簡単に利用することができます。

その際にクレジットカード情報を入力する必要があるようですが、実質的な利息はKlarnaが負担してくれるということなのでしょう。

’Pay in 4’(4回分割払い)を選択したあるマーチャントの報告では、注文される商品の平均価格が68%増加し、カードが21%だったのに対し、コンバージョンは44%増加し、購入頻度は21%増加したといいます。

Klarnaはこれまで6000万人のユーザーの支払いをサポートし、13万件のマーチャントに対してサービスを提供してきました。デイリーで100万回のトランザクションが捌かれており、その収益は10億ドルに及ぶとされています。

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