「Makuake」、6周年を記念しイベントを開催——国内外のパートナーを集め、クラウドファンディングプラットフォームのグローバル対応を強調

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イベントの冒頭、開会の辞を述べるマクアケ代表取締役の中山亮太郎氏
Image credit: Masaru Ikeda

クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」を運営するマクアケは5日、都内でサービスローンチ6周年を記念したイベント「Makuake MEET UP DAY」開催した。周年を迎えるこの時期、以前はパーティーイベントを開催していたが、昨年からは展示ブースやパネルディスカッションなどで構成されるカンファレンス形式で開催されている。

実行者の作品が所狭しと並べられた展示エリア
Image credit: Masaru Ikeda

クラウドファンディング・キャンペーンの実行者、商品やサービスの流通関係者、メディアなどで700人収容の会場は満員状態。特に、Makuake でイノベーティブで「形あるもの」によるを扱うプラットフォームとしての認知されているためか、オープンイノベーションを事業の軸の一つに抱えている製造業の大手企業関係者の参加も目立った。

Makuake は先ごろ、支援者向けに自分が支援したプロジェクトをシェアできる機能をリリースした。中山氏によれば、リピーターの支援者が増えていることも最近の特徴だという。
Image credit: Masaru Ikeda

クラウドファンディングの主たるプレーヤーは、キャンペーンの実行者と支援者であるが、Makuake では、その周辺ステイクホルダーの巻き込みに注力している。情報の拡散を意図したメディア各社との連携、製造業ネットワーク NC Network の連携のほか、クラウドファンディングを起点とした融資や事業承継の活性化を狙った金融機関との連携にも傾倒していて、金融機関については連携先が100社を突破し、日本の全金融機関の約4分の1にあたる100社超と連携したことも明らかにした。

イベントには、韓国・台湾・中国からのパートナー各社も一堂に会した。
Image credit: Masaru Ikeda

Makuake はクラウドファンディングに成功したキャンペーンの、その後の販売ルートの拡充を支援するため、流通会社や販売会社との連携にも積極的だ。海外については、韓国の「Wadiz(와디즈)」台湾の「uDesign(有.設計)」、東南アジアを中心に事業展開する「citiesocial(找 好東西)」に加え、Alibaba(阿里巴巴)傘下の「Taobao Crowdfunding(淘宝衆筹)」もパートナー入りしたことが明らかになった。市場を越えた事業展開はこれだけにとどまらず、最近では海外企業向け日本市場展開支援プログラム「Makuake Global Plan」を発表している

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