Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから。 国際決済企業 InstaReM は前年と比較して目覚ましい成長を記録した。同社の共同設立者兼 CEO の Prajit Nanu 氏によると、事業はうまくいっているとのことである。 …
Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから。
国際決済企業 InstaReM は前年と比較して目覚ましい成長を記録した。同社の共同設立者兼 CEO の Prajit Nanu 氏によると、事業はうまくいっているとのことである。
Genentech の臨床前研究ディレクター Eric Stefanich 氏は言う(Genentech は Verisim の初期テスト段階のバイオテクノロジーパートナー)。
新薬開発のコストと時間は何十年にもわたって増え続けています。モデリングとシミュレーションのアプローチには時間とコストを削減し、新薬開発の持続可能性も実現できる可能性があります。Verisim Life はより優れた薬の開発、疾患の予測、治療の効果がある患者の特定、そして患者に合わせてカスタマイズできる薬という理想を実現してくれる可能性があるのです。
これまでの経緯
Verisim は、獣医で比較腫瘍学とゲノム学の博士号を持つ Jo Varshney 博士によって2017年に設立された。機械学習とコンピューターシミュレーションの専門知識を持つ科学者とエンジニアのチームとともに、Varshney 氏は特定の病気に的を絞った、AI を活用したバイオシミュレーションモデルを開発して、薬が動物の生物学的システムにどのような影響を及ぼすかをリアルに再現しようとしている。これによって、製薬研究者は短い時間でより多くの新薬候補をテストできるようになり、人体を使った治験にまでたどり着く新薬もより高い効果を発揮できるようになる。
Verisim Life が製薬業界に新風を巻き起こすまで、薬を本当に必要とする患者にそれを届けることができずにいました。臨床前段階では、治験に移る前に新薬の成分が人体にとって安全で効果があるのかを確認するために動物実験が行われています。理由はいくつかありますが、動物実験は無意味で健全ではありません。理由の1つは時間とコストがかかり、研究開発の人員を無駄にしてしまうことです。2つ目は、薬物検査には試行錯誤を繰り返す側面があり、それが動物の虐待につながっていることです。そして3つ目は、人体の生理を理解するために動物を使っても効果は低く、失敗率も92%という高さになっていることです。他の動物と人間はまったく別ものなのです。
Image credit: Verisim Life
Zion Market Research によると、2018年の世界のバイオシミュレーション市場規模は低めに見積もっても17億米ドルになるという。しかも、2025年までにはこれが46億米ドルにまで達する可能性もある。さらに視野を広げて見てみると、特に AI を使ったバイオテクノロジー創薬や開発段階に多くの投資が集まっていることがわかる。
昨年には Alphabet のベンチャーキャピタル部門である GV が Owkin に投資している。Owkin はディープラーニングアルゴリズムを活用して、臨床研究者が予測モデルを開発し、創薬を効率よく進められるようにするためのプラットフォームだ。機械学習を活用して最先端の創薬エンジンを開発する Relay Therapeutics には、GV とソフトバンクが投資ラウンドで4億米ドルを投資している。他でも、スタンフォード大学の研究者たちが、薬の影響を予測する AI モデルを開発している。この AI モデルは複数の薬を同時に服用するケースをシミュレーションする場合に特に威力を発揮する。
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