Twitter、モバイルアプリ作成エンジン「Lightwell」のチームを買収——会話機能の向上を目指す

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Image credit: Hullabalu

アプリ作成エンジンの Lightwell は、対話型ストーリーテリングアプリの開発を手掛けるスタートアップ Hullabalu によって2017年にリリースされた。Lightwell の内部関係者は8月20日、買収額非公開で同社が Twitter に acqu-hire(人材獲得を目的とした買収)されたことを明かした。Lightwell の公式 Twitter アカウントに掲載された声明によると、Lightwell は Twitter のもとで会話機能の向上に取り組んでいくことになるという。

Lightwell によると、同社のツールセットはこれまでサブスクリプションモデルで提供していたが、今回の買収に伴って、8月第4週からは無料で利用できるようになるという。ユーザはログインやアカウントの作成、プランの購入をしなくても、レイアウト作業やプロトタイプの作成、iOS へのエクスポートができるようになる。Lightwell で構築した公開済みのアプリへの影響はないが、今後 Lightwell を積極的にサポートしたり、新たな機能を追加することはなくなるという。

Lightwell は次のように投稿している。

私たち自身が長い間 Twitter の熱心なユーザでした。Twitter の人たちと長い時間を過ごす中で、会話機能の向上のために私たちの経験を本当に必要としていることがわかりました。Twitter 上で今回の発表を行うのも当然の流れなのです。皆さんのサポートのおかげで、Lightwell はモバイル開発における最もパワフルな設計・開発ツールになることができました。

Lightwell
Image credit: Hullabalu

Twitter はここ数ヶ月、無関係な情報を排除してユーザがプラットフォーム上で会話をフォローしやすいように機能を向上させるべく取り組んでいる。同社は招待制モバイルアプリのプロトタイプで、数珠つなぎになった会話の中の返信や、長大なスレッドの中から他のユーザへの返信に関連するタイムラインを見つけやすくするための表示機能を実装している。

今年初めのベータ版ではカラーコードと入れ子型の返信機能がリリースされた。さらに7月には、ツイートへの返信を非表示にできる機能をカナダ向けにリリースした。グレーのアイコンをクリックすると返信の再表示や対応を行うことができる。

Lightwell は「The Adventures of Pan」という子ども向けのオリジナルシリーズを作成するために Hullabalu が作成したソフトウェアだ。「The Adventures of Pan」は38か国以上でベストセラーとなり、数百万ダウンロードを記録した。デザイナーは Lightwell を使って様々なタイプのデバイス向けにアニメを作成・公開することができる。この際、各デバイスの仕様に合わせるために、開発者に Apple の Xcode 開発環境でアニメを再作成してもらう必要はない。Lightwell ではアンビエントな動きや回転、レイアウト制限、スクロールビューのほかに画面遷移とオーディオマッピングがサポートされている。

Lightwell のターゲットクライアントは、アプリをシンプルに構築・リリースしたいと考えているメディア企業や広告制作会社だと、2年前の TechCrunch のインタビューで Hullabalu の CEO である Suzanne Xie 氏は語っていた。8月20日の買収に至るまでに、ニューヨークに拠点を置く Hullabalu は投資家から650万米ドルを調達していた。投資家には SV Angel、Vayner RSE、Initialized Capital、Technicolor などの企業とともに、Joanne Wilson 氏、Scott Belsky 氏、Carmelo Anthony 氏、Nas 氏などの個人投資家が名を連ねている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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