創業3年で評価額は27億ドル、インド版Alibabaの「Udaan」が1億ドルを調達

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ピックアップUdaan’s valuation may climb 3X in new financing

ニュースサマリー:元Flipkart(インド最大のEコマース企業)のCTO、事業部長、VP Productsの3人が2016年に創業したBtoBトレードのスタートアップ「Udaan」が総額1億ドルに及ぶ大型調達を決めている。ラウンドはシリーズDで、Trustroot Internetが今年に入って3度に渡り出資した。伝えているETtech.comによると、同社の評価額(投資後)は27億ドルに到達する見込み。

Udaanはオンライン上で中小企業同士が製品を売買することができるプラットホーム。インド国内の卸売業者・小売業者・製造業者が同じプラットホーム上で取引が可能で、トレードに関してアルゴリズムに基づいたインサイトを提供することで、それぞれのビジネスの拡大をサポートする。

Udaanプラットホーム上で取引相手を探す場合、インド国内の29の州から、15万以上の取引相手を発見することができ、さらに適切なマッチングによりビジネスを効率化することができる。マッチングはアプリ内で行われ、値段や条件に関する交渉などもできる。

話題のポイント:わずか3年でユニコーン入りを果たしたのがインド版AlibabaのUdaanです。創業者はFlipkartで技術チームのトップにいた人物ですし、スタートアップの成長ノウハウをしっかりと今回にも反映させた結果なのでしょう。

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スマホ最適なインターフェースになっているのも特徴のひとつ

Udaanの特徴はBtoBプラットホームに付随して、ロジスティクスやマーケティング、販売、流通などのあらゆるサービスも同時に展開している点です。このような水平的な事業展開のやり方は、他の垂直的にサービスを展開するBtoBモデルとは異なるネットワーク効果を発揮します。

そして企業間でのマーケットプレイスを持っているということは、そこからクレジットビジネスを展開させることも可能です。つまりUdaanを利用する中小企業に対して、信用スコアを算出し、ローンの貸し出しを行い儲ける仕組みのことです。スキームとしては、やはり同様のビジネス(BtoBプラットホームと中小企業向けローン)を提供するAlibabaを参考にするのではないでしょうか。

ちなみにETtech.comによれば、UdaanはSoftbank Vision FundやSequoia Capital、Tiger Global、Naspersなどの著名なVCともコンタクトを取っていたそうですが、出資は決まらなかったといいます。上記の巨大ファンドらがUdaanをどのように評価したのかが気になるところですが、詳細は不明です。

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