Microsoft の CEO の Satya Nadella 氏など、一部のテック企業トップが語るように、すべての企業が事実上のソフトウェア企業になる時代が急速に近づきつつある。その一端を担っているのが、開発者をサポートするツールへの多額の投資だ。例えば昨年、Microsoft は会社の総力を挙げてコードホスティング・コラボレーションプラットフォームの GitHub を75億米ドルで買収した。一…
コードの結合前や展開前にバグや脆弱性、スタイル違反などをソフトウェア開発の初期段階で見つけるのが、コードチェックプロセスの大まかな流れで、通常はソフトウェアのテストを実施する前に行われる。DeepCode の共同設立者兼 CEO の Boris Paskalev 氏は VentureBeat に次のように語った。
ソフトウェアのテストではコードを外側から見ますが、コードチェックではコードの DNA を内側から見ることができます。
こうしたプロセスによって、既知のバグとそれに対応するための適切な解決策に関する生きた知識ベースができあがります。この知識ベースはバグが実際に発生する前にそれを特定するために使われるのです。DeepCode の AI エンジンは、対象のソフトウェアコードに最適なソリューションを瞬時に特定・提案することができます。(Paskalev 氏)
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左から:Michael Proman 氏(Scrum Ventures マネージングディレクター)、宮田拓弥氏(Scrum Ventures ベンチャーパートナー)、中嶋文彦氏(電通 CDC Future Business Tech Team 部長、SPORTS TECH TOKYO プログラムオーナー)
事務局発表による、SPORTS TECH TOKYO プログラムへ参加したスタートアップの数は次の通り。
SPORTS TECH TOKYO に応募があったスタートアップ ……………33ヶ国 284社
パーティシパント(一次選考を通過したスタートアップ)…………23ヶ国 159社
今回開催されたワールドデモデイに参加したスタートアップ………25社
ファイナリストに選ばれたスタートアップ……………………………12社
SPORTS TECH TOKYO に参加したメンターの皆さん(一部)
SPORTS TECH TOKYO には、日米の大企業のオープンイノベーション担当者、エグゼクティブ、VC やアクセラレータのパートナーなどから100人以上がメンターとして参画。パーティシパントのスタートアップにはテーマにあったメンターがアサインされ、キックオフから3ヶ月のプログラム期間を経て、評価の高かったスタートアップ13社がファイナリストに選ばれた。
女性アスリート専用の AI コーチ。栄養面、怪我予防など、女性の身体に合ったアドバイスを提供。女性は、初潮、月経、妊娠、閉経など、性特有の身体の変化を伴うため、女性に特化して最適な対策をアドバイスできるサービスを提供。ウエアラブルデバイスによる自動取得や、本人申告による手動取得でデータを集積し、パーソナライズされた運動プランを提示する。
画像認識技術により、スポーツや e スポーツの試合の動画に自動でタグ付け、ハイライト動画を生成するソリューション。REELY のユーザは試合終了後、ウェブプラットフォーム「RocketReel」を通じて、ライブストリーミングや録画されたビデオファイルを元に、チーム毎、選手毎のハイライト動画を編集し公開することができる。一般視聴者の他、スポーツチームのスカウトハンターなどにも利用が見込まれる。現在、200万米ドルを調達中。
ファン参加型 AI プラットフォームを開発。試合の様子が再生されている画面からタッチ操作で選手を選ぶと、その選手のプロフィール、過去試合実績、トレーニングの様子、シェア可能な写真が表示されるほか、さらに、チームや選手をフィーチャーした 商品のマーチャンダイズのページにジャンプすることも可能。スポーツ消費やマーチャンダイズ、ファンとのタッチポイントの多様化により、スポーツビジネスのマネタイズを支援する。
アメリカからは、今回 SPORTS TECH TOKYO に協力した100名超のメンターのうち、アメフトチーム San Francisco 49ers のチーフインベストメントオフィサー、プロレス興行会社 WWE の投資担当責任者、Nike のグローバル産業アライアンス担当シニアディレクター、スポーツ専門テレビチャンネル Pac12 Networks のエグゼクティブ・バイスプレジデントらがパネルセッションに登壇した。
今回のワールドデモデイは、今年1月に始まった SPORTS TECH TOKYO 第1期の折り返し地点と位置付けられ、残る半年は「活性化ラウンド」として、SPORTS TECH TOKYO は参加したスタートアップのビジネスとしての定着にまで一定のコミットをする。このプロセスにおいては、日米双方から参加したパートナーやメンターらが協力する。既に発表された協業に加え、今後発表される新たなニュースにも注目したい。
なお、ワールドデモデイの会場では、電通と Scrum Ventures から、SPORTS TECH TOKYO が今回にとどまらず、来期以降も開催する計画であることが明らかにされた。第1期がまだ進行中の段階ではあるものの、その結果を受けて、第2期はさらに規模を拡大したいとしている。