過去5年90%成長継続のクレジットスコア「Credit Sesame」が4300万ドルを調達

by souta watanabe souta watanabe on 2019.9.3

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ピックアップ:Credit Sesame, a platform for managing loans and credit scores, picks up $43M en route to IPO

ニュースサマリー:米国を拠点にパーソナル・クレジットスコア管理アプリを提供する「Credit Sesame」は8月30日、ATW Parnersをリードに6つの投資家らから、エクイティー及びデットで合計4300万ドルを調達した。

なお、同ラウンドはまだ終了しておらず、さらなる調達を実施する予定だとされている。現時点で既に同社の累計調達額は1億ドルを超えており、今回の調達を終了した後にIPOすることも視野に入れている。

Credit Sesameのサービスはユーザーのクレジットスコアをサポートすること。似たようなサービスに、個人のお金管理(貯金や債務返済)をするマネジメントアプリなどがあるが、同社はそれらとは異なり、クレジットスコア向上とそれによるユーザーの資産維持・拡大を目標としている。

PSM(Personal Credit Management)と呼ばれる機能により、ユーザーのクレジットスコアにアクセスし、以下のようにモニタリング及びビジュアライズを行ってくれる。

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ユーザーは、月に1度アップデートされる自分のクレジットスコア(無料プランの場合は月に一度)を随時確認し、提供されるインサイトを基に、自分のクレジットスコア向上策を発見することができる。

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ちなみにフリープランで同社が参照する信用情報機関は、TransUnionと呼ばれる米国3大信用情報機関のうちの1社(他2社はEquifaxとExperian)。

話題のポイント:以下では、Credit Sesameが提供する有料プランと、上述した無料プランの違いについて紹介します。

同社はフリープランの段階で、上述した月に1度アップデートされるスコアのモニタリングシステムや、約500万円程度の個人情報流出保険への加入などのサービスを提供しています。一方、有料プランの場合はクレジットスコアのアップデートが毎日変化し、かつ保険額は約1億円分になります。

また無料プランの場合、クレジットスコアを参照する情報機関はTransUnionだけでしたが、有料プランではEquifaxとExperianから参照した情報にもアクセスすることが可能で、より精度の高い情報を獲得できることになります。

他にも、以下画像のように、定額プランに応じて緊急時の対応レベルやブラックマーケットに個人情報が流れていないかのモニタリングなどを実施してくれるサービス設計となっています。

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Equifaxの個人情報流出事件はここ数年で最も有名なニュースの一つですが、信用情報機関は過去数年でも複数回の不祥事を起こしています。またクレジットスコアというのは、これまでユーザーにとっては馴染みが浅く、変動理由もよく分からないという声もありました。

そのため、Credit Sesameのようなユーザーのクレジットスコア利用に透明性と安全性、利便性を持たせるサービスの重要性は大きいでしょう。

同社のウェブサイトを訪れると、価格・金利・キャッシュバックなど、各項目に応じた最もお勧めのクレジットカードや個人ローン、保険の紹介ページが存在しています。クレジットカードのマネジメントアプリを入り口に、それ以外にも手広く金融サービスを提供していることがわかります。

Techcrunchによれば、同社CEOのNazari氏は、今後IPOを実施した後に類似サービスを展開する外部ベンチャーのM&Aなどにも取り組んでいくと発言しており、さらなる発展が期待されます。

Image Source & Credit : Credit Sesame

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