Plug and Play Japan、P2P保険スタートアップのFrichに出資——日本国内で初のスタートアップ投資

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左から:Plug and Play Japan 代表のPhillip Seiji Vincent 氏、Frich 代表取締役の富永源太郎氏、Plug and Play Japan インシュアテック担当プログラムリードの Chang Li 氏
Image credit: Masaru Ikeda

シリコンバレー・サニーベールに本拠を置くアクセラレータ Plug and Play の日本プログラムである Plug and Play Japan は18日、同社として日本国内で初めてスタートアップへの投資を実行したことを明らかにした。18日、都内で開催中のイベント「Plug and Play Summer/Fall Summit 2019」の中で明らかにした。

初の投資先となるのは、P2P 保険サービスを開発する Frich だ。投資金額は明らかになっていないが、Plug and Play はアメリカ本社が実行しているスタートアップ投資で、2018年の1ショットあたり平均投資額が14万7,000米ドルであることを明らかにしており、この金額に準ずるシードラウンドでの投資と見られる。Frich は Plug and Play Japan の Batch 1 から輩出された(ステルスだったため記事中に記述は無い)。

Plug and Play Japan では今後、1年あたり10〜20社程度の投資実行を予定。出資先は、Plug and Play のアクセラレータプログラムの参加スタートアップである必要はなく自由にエントリできる。募集するスタートアップのバーティカルに制限は無いが、「Plug and Play Japan や他の国で展開しているプログラムで、大企業との連携のあるバーティカルの方が強みを出しやすい(Plug and Play Japan 代表の Phillip Seiji Vincent 氏)」としている。投資判断にあたって、Plug and Play Japan はアメリカ本社とも連携する。

Image credit: Frich

Frinch は、P2P 保険のシステムを提供するプロバイダだ。サービスプロバイダではなく、システムプロバイダでは無いため、既存の保険会社と連携してサービスを提供する予定。ステルスで開発を進めているため詳細は明らかでは無いが、保険に加入したい複数のメンバーがオーナーと呼ばれるリーダー的人物に申し込むことで、安価な保険サービスが提供される見込み。当初は、スポーツ傷害共済や E コマースユーザ向けの返品送料共済などから着手するようだ。同社にとって、今回の調達は1月に実施した VOYAGE VENTURES からの調達に続くものだ(調達額不明)。

P2P 保険の分野には、これまでに2,300万米ドルを調達している Sure、ソフトバンクなどから総額4.8億米ドルを調達している Lemonade、香港大富豪の李嘉誠氏の投資会社 Horizons Ventures(維港投資)などから1,500万米ドル以上を調達したベルリンのスタートアップ Friendsurance、パグ限定の保険を販売するイギリスの Bought By Many などがある。

日本では、justInCase が金融庁からサンドボックス認定の取得を発表しており、P2P 保険の近日開始を予定している。

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