インドネシアの美容品マーケットプレイス「Sociolla」、シリーズDラウンドでEV GrowthとTemasekから4,000万米ドルを調達

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美容製品マーケットプレイス Sociolla の親会社で、インドネシアを本拠とする Social Bella は、East Ventures の EV Growth とシンガポールの政府系ファンド Temasek がリードするシリーズ D ラウンドで4,000万米ドルを調達した。

世界的なファンドの EDBI、アメリカを本拠とする Pavilion Capital、シンガポールの Jungle Ventures が新たな投資家に加わった。

Photo credit: Sociolla

2014年に設立された Social Bella には、コマース(Sociolla)、メディア(Soco と Beauty Journal)、ブランド開発の事業部門がある。

同社では、今回獲得した資金を新規採用のほかコミュニティプラットフォーム(Social Connect、別名 Soco)のさらなる開発に用いる予定だ。その計画は昨年、やはり EV Growth がリードしたラウンドで1,200万米ドルを調達した時に発表された。

同社では、現在2,020万人いるユニークユーザベースの増加を見込む。Social Bella の共同設立者兼社長の Christopher Madiam 氏は次のように述べている。

今回の資金調達を受け、2021年までに Soco、Sociolla.com、Beauty Journal という統合エコシステムを訪れる(ユニーク)ユーザが1億以上に達すると見込んでいます。

ユーザは Soco を用いて、記事、動画、製品レビューで美容製品の使用体験をシェアできる。また、インフルエンサーが提供したコンテンツのフォローや購読もできる。

Soco では、消費者のプロフィールや取引から得られた関連情報を保存するデータベースも運営している。これは、より良い体験を提供するために企業が活用できるものだ。

共同設立者兼 CEO の John Rasjid 氏は3月、Social Bella の2019年第1四半期の総流通販売量が前年同期比7倍増になったと発表した。通年では少なくとも4倍増にすることを目指している。成長をもたらした要因について、同氏は Soco を活用したコンテンツの販促を含む最新戦略の成果だとしている。

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【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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