AIやIoTで幼児の見守りサービスを展開するユニファ、シリーズCラウンドで約35億円を調達——〝スマート保育園〟の実現に向け加速

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Image credit: UniFa

幼児保育向けに AI や IoT を活用した各種見守りサービスブランド「ルクミー」を展開するユニファは27日、シリーズ C ラウンドで約35億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、INCJ、第一生命保険、エムスリー(東証:2413)、日本郵政キャピタル、リンクアンドモチベーション(東証:2170)、SBI インベストメント株式会社、Aflac Ventures、名古屋の繊維商社である豊島、三菱 UFJ キャピタル、凸版印刷(東証:7911)、新生企業投資、SMBC ベンチャーキャピタル。

本ラウンドに参加した投資家のうち、凸版印刷、新生企業投資、SMBC ベンチャーキャピタルは過去のラウンドにも参加している。ユニファにとっては、2017年10月に実施した10.2億円、2017年4月に実施した Fenox Venture Capital(現在の Pegasus Tech Ventures)からの100万米ドル、2015年に実施したジャフコ(東証:8595)と日本政策金融公庫からの3億円の、それぞれの調達に続くものとなる。累積調達金額は、今回のものを含め公開されているものだけで約50億円。

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ユニファは、幼児の安全な昼寝を見守るヘルスケアサービス、保護者が保育施設での幼児の活動を記録した写真や動画を購入できるサービス、スマート体温計サービスなどを展開。2019年8月現在、全国の約6,250施設に導入され、約35万人に利用されている。同社では調達した資金を使って、既存プロダクトの更なる改善や新規サービスの立ち上げを含めて事業基盤の強化を図り、「スマート保育園」の実現に向けて加速するとしている。

ユニファは今年6月、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券の出身である星直人氏が取締役 CFO に就任したことを発表している。また、今回の資金調達とあわせ、リクルートマーケティングパートナーズが創業し児童書出版大手のフレーベル館が有していた保育 ICT サービス「kidsly(キッズリー)」を買収したことも明らかにした。投資家でもある凸版印刷とは、新サービス開発を念頭に協業体制も強化する

via UniFa

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