飲食店とサプライヤーをマッチングする「クロスマート」を運営するクロスマートは24日、シードラウンドで1億2,000万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ベンチャーユナイテッド、クレディセゾンの CVC であるセゾン・ベンチャーズ、XTech Ventures、エンジェル投資家でメディカルノート創業者の梅田裕真氏など。
クロスマートは、飲食店が食材の仕入先の変更や多角化を支援し、サプライヤーに対しては新規顧客を開拓するためのチャネルを提供するプラットフォームだ。飲食店が現在仕入れで使っている納品伝票をスマートフォンのカメラで撮影、それをプラットフォーム上にアップロードするだけで、サプライヤーからよりよい条件提案を受けられる。飲食店が価格提示を受けて合意すれば、サプライヤーに飲食店の名前が開示され、双方の具体的な交渉が始まる。
今年初めクローズドβ版としてローンチした際には飲食店50店舗、サプライヤー10社が登録していたが、4月の正式サービスローンチから約半年が経過し、飲食店250店舗、サプライヤー50社と、共に5倍にまで増えた。飲食店は、クロスマートを使って新たなサプライヤーと契約することで平均5%の仕入コスト削減を実現しているという。
今回の資金調達を受けて、クロスマートでは人材採用を積極的に行うことで営業及びプロダクト開発体制を強化し、サービスを更に拡充するとしている。セゾン・ベンチャーズからの出資を受けて、クレディセゾンは、飲食業の仕入れの領域で、ペーパーレス、キャッシュレス、早期入金などの法人ニーズに応えるべく、見積から受発注、決済まで一気通貫のサービスをクロスマートと共に展開するとしている。
Via PR TIMES
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