BASEの夜明け、創業者からのメッセージ

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朝、私のfacebookメッセンジャーに一通のメッセージが届いた。BASEの共同創業者、鶴岡裕太さんからのものだ。せっかくなので私が持ってる思い出の写真を少し追加させてもらい、BASE上場のこの日に全文を掲載させていただく。

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今日、上場日を迎えたBASE(引用:東京証券取引所Twitter

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今日に至るまで楽しい事も辛い事も本当にいっぱいありました。みんなで住んでたシェアハウスからオフィスまでけん玉としょうもない話をしながらの通勤や、オフィスでみんなで自作して行ったメンバーの結婚式、大切なお取引先とのミーティング、初めてメンバーの結婚式に行った日、初めて僕たちだけのオフィスを借りた日、本当にいろんな事を昨日のことのように思い出せます。

勿論楽しい事ばかりじゃなく、謎の蕁麻疹が止まらず今日に至るまで左ポケットには常にそれを抑える薬が入ってるし、メンバーやユーザーさんに辛い思いをさせ過ぎて一晩中都内を歩き回った夜もありました。

ただ、本当に多くの方々に支えていただいて、本日無事東証マザーズに上場をする事ができ、ようやく本当のスタートラインに立つことができました。会社を代表いたしまして、ここに厚く御礼申し上げます。

何気なく日々が過ぎ去り、明日からまたミッション遂行への壮大な日々を送っていくと、過去を振り返ることも減っていくと思うので、新たなスタートを迎えたこの日に今の想いを綴っておこうと思います。

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サービスインした時のBASE(筆者保存スクショ)

これはユーザーの皆さまにお伝えしたい事

2012年夏、「BASE」というサービスを作るためにエンジニアとしてだめだめな僕が<?phpというコードを書き出したあの瞬間から、いま文章を書いているこの瞬間まで、僕たちは “インターネットによって個人や小さなチームがより強くなったその時に、世界がもっともっと良くなる” そう信じ続けてきました。またその想いは、今後も変わることはないと確信しています。

創業以来の一番の発見は、世界一小さなチームであっても世界一偉大なチームになることができる、という事です。それはインターネットとテクノロジーがもたらした一番の恩恵だと、実際に多くのショップさまを見てそう思いました。

僕たちのビジネスモデルにおいては、ユーザーさまの成功が、弊社の成功には不可欠です。それは創業以来もっとも大切にしてきた関係性であり、今日まで継続できていることは、僕たちの誇りです。そして同時に、僕たちの成果をもってユーザーさまの凄さを証明できればと思っているので、BASEが信じている未来が1秒でも早く訪れるようにこれからも最高のプロダクトを作っていきます。

本当にここまで連れて来ていただいて有り難うございます。

ここからは僕らが引っ張る番です。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

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2016年の年始、メルカリがBASEに電撃出資した際の様子。同社は多くの株主に恵まれた

これは株主の皆さまにお伝えしたい事

今まで、そしてこれからの株主の皆さま。本当に大切な資金を投じていただき有り難うございます。まず、上場に至るまでに投資してくださった皆さま。ただの大学生で何もない僕たちを信用してくれて有り難うございます。先にリスクを取っていただいたからには必ずリターンをお返しすると、この約7年間必死に生きてきました。

最後の最後の上場の売り出し決めの瞬間まで僕のわがままを突き通させてくださり、本当に今日に至るまで感謝しかありません。

上場ゴールという言葉をたまに目にします。勿論今日がゴールではなく、スタートであると本当に心から思っていますが、ここまででも多大なるお金を投資していただいた僕たちとしては、今日という日が大切で特別な1日であるという事実は疑いようがありません。

そして、本日以降新たに株主になっていただく皆さま。またこの瞬間から、いただいた大きなご期待にしっかりお応えできるよう精一杯頑張ってまいります。これからどうぞ宜しくお願いいたします。

株主の皆さまへのメッセージ、並びに今後の成長可能性に関しましては別途掲載しておりますので、もし宜しければそちらもご覧いただければと思います。

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BASEチーム(引用:2019年1月・鶴岡氏のFacebookから

これはチームのみんなに伝えたい事

今いるみんなも、そして過去にいてくれたみんなも、本当に多大なる時間を共に過ごしてくれてありがとう。みんなとの距離を遠くしないため意識してみんなと話さないとなと思っていましたが、いつからか強烈にみんなに依存してしまい、今では一番の安らぎをくれる存在で、全く子離れできない親のようになってしまいました。

最近は友達という感覚の方が近くて、いままで全く友達ができなかった僕にとっては最高の場所で、これからもみんなでミッションを遂行していけると思うと本当に幸せです。

この前ふと、僕はBASEって会社好きなのかなって思った事があって。そしたらそんなに好きじゃないのかもなってなって。好きじゃないというか恐らくみんなと同じくらいの好きって感情で。ただ僕にとっては本当に大切なもので、それって何でなんだろって考えたら、ここがみんなと会うためには必要な場所だったからなのかなって。なくなったら泣くなって。

そしてそんな場所でこんなにも大好きな人たちに出会えるなんて7年前以前の僕には到底予想できなかった。ありがとう。

今後も大変なこといっぱいあるだろうけど、愚直にGEEKに淡々と最高のプロダクトを作り続けれる、そんな世界一偉大なチームになれるよう頑張ろう。

良い会社にしていけるようにも頑張るから。

引き続きよろしくね!

これは未来のメンバーに伝えたい事

僕たちは「Payment to the People, Power to the People.」という、ビジョンを持っています。冒頭にも書きましたが創業以来の一番の発見は「世界一小さなチームであっても世界一偉大なチームになることができる」という事で、そう言った方々がこれからの主役になっていくと僕たちは心から信じています。

プロダクトはまだまだ小さくてここからで、もっと大きなチャレンジをしていかなければと感じています。

もし我々が目指す未来を信じても良いと思われる方がいらっしゃれば、ぜひ一緒にその未来を追求させてもらえると嬉しいです。

どうぞ宜しくお願いします。

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家入氏と鶴岡氏(「ウェブは僕らの戻る場所」ーー鶴岡裕太と家入一真が語るBASE2周年

これは家族に伝えたい事

2018年12月、家入さんのバースデー会にてサプライズムービーを流す為に、家入さんのお母様に会いに福岡に行きました。本当にいいお話しをいっぱい聞かせていただいて。ありがとうございました。

その際に一番深く個人的に心に残った言葉がありました。それは「家入さんが生まれてから今までで一番嬉しかった瞬間はいつでしたか?」という問いに対するお母様の答えです。

「ペーパーボーイが上場した日。鐘を叩く姿を現地で見せてくれた時。挙げだすとキリがないがあえてあげるならその瞬間。息子が本当に輝いて見えて、世の中にしっかり貢献してるんだなと実感できて、それと同時にほんとに色々あったけれど今まで自分が行ってきた事はどれも間違ってなかったんだなと確認できたから」。

この瞬間、いつか僕が鐘を叩くその日には、必ず母親を招待すると心に決めました。

ここ数年は家族にとっては大変な変化もあったのに、ろくに実家に帰ることも出来なかったから。今日という日が初めての親孝行になっていれば嬉しい。

そして声を大にして伝えたい。

あなた達のお陰で今日の僕があり、あなた達が下してくれた無数の判断のお陰で今日僕はこの場所に立てました。僕は完全に両親の写し鏡だと思います。これは他のメンバーにも言える事かもしれません。まだまだだけれど、僕らの成果をもって僕らの家族の凄さを証明していければと思います。少しずつ家族孝行もできるように頑張ります。

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二人はいつも一緒だった(鶴岡裕太と家入一真ーーBASEを生んだ学生起業家と連続起業家が眺める未来【インタビュー】

これは家入さんに伝えたい事

この10年で間違いなく一番多く会話しました。みんなが会えない会えないと嘆く中、何故か約10年間毎週僕には時間をくれましたね。僕の10年前の人生を想像した時に10年後こんなにも多くの仲間や、大切にしたい人、大好きな人に出会えてるとは思いませんでした。

ちなみに創業初日から話続けてた「一緒に鐘叩こうね」という約束、何気にすごいプレッシャーだったんだぞ!(笑。

唯一僕が自分を褒めるのであれば10年前のあの日、家入一真という人に惚れてこの人について行きたいと思えて、その後恩返しのためにもこの人の凄さを身を以て証明したい。そう思えた事かなと思います。正真正銘、僕の人生を変えてくれた人です。本当に出会えてよかったです。一生かけて家入さんにとって自慢の作品になれるように頑張ります。

12月28日。それは僕と家入さんの誕生日。同じ22歳で起業して、同じ29歳で上場しました。どうやら僕の方が3カ月ほど早く上場した様です。なので次のお茶は奢ってください。今週末もボンダイカフェでいつもの様にインターネットのお話でもしましょ。

最後に

株主でもあるマネーフォワードの辻さんにこう言われました「鶴ちゃんやBASEの様な会社が上場してどう経営していくのかを見てみたい。それだけでもこれからの社会や若い子にとっては十分意義があると思う」と。

周りを見ると優秀な起業家だらけ。同世代や年下であっても、到底僕では追いつけない能力を持たれた方ばかりです。Twitterを見るだけでつらくなります。そんな中で僕たちBASEがいままでやってこれたのは、インターネット・ユーザー・仲間・プロダクトの未来を長期で信じている事。今から誰でも出来るその1点に尽きると思います。

起業して7年弱。ここまでで分かった事があります。

1つは、人々が何を思っていて、何を目指していて、何を大切だと思っていて、といった個人個人の具体的な想いは到底他人では分かりかねるという事。

もう1つは、全ての人が別々の想いを持っていて、それはどれも正しくて正義だという事。

そして最後は個の想いの強さ。たった1人の想いで世の中を変えることができるという事。

これからも僕たちはそれぞれの想いを持った人たちを尊重して寄り添っていければと思っています。改めまして、全てのステークホルダーの皆さまに心より御礼を申し上げます。

これからも世の中と皆さまにしっかり還元して行けるプロダクトを追求し、時代を代表する企業になっていきたいと考えています。

今後とも、社会や責任と向き合いながら企業価値向上に努めてまいりますので、皆さまのご支援のほど、よろしくお願いいたします。

Payment to the People, Power to the People.

BASE株式会社 代表取締役CEO 鶴岡裕太

本稿は今日、上場を果たしたコマースプラットフォーム「BASE」共同創業者、鶴岡裕太氏によるもの。Twitterアカウントは@0Q7。彼らと新しい一歩を踏み出したい人はここからコンタクトされたい。

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