LINE を活用した妊活コンシェルジュサービス「famione(ファミワン)」を提供するファミワンは29日、同サービスを全日空と伊藤忠労働組合が導入したと発表した。全日空は従業員向けに妊活に関する従業員向けのセミナーを開催し、9月1日から famione のプレミアムプランを選択型福利厚生制度の利用対象に指定。また、伊藤忠労働組合は組合員向けに7月22日にセミナーを開催し、特典付与としてファミワンを提供開始した。
ファミワンは2015年6月、ワークスアプリケーションズや医療情報大手エムスリー出身の石川勇介氏が設立したスタートアップ。自身の経験などをもとにオウンドメディア「famit」などを展開、夫婦への有償妊活プログラムの販売、創薬に向けたデータ販売、医療機関への送客などでマネタイズを目指している。
昨年3月にβローンチした famione では、全国に約170名しか認定されていない不妊症看護認定看護師や、約100名しか認定されていない NPO 法人 Fine の認定ピアカウンセラーなど専門家によるアドバイスを受けることができる。昨年7月には、小田急電鉄が従業員向け福利厚生プランとして導入をはじめ、運用期間1年間を経て、今年も新たに契約を更新したとのことだ。ファミワンでは、他にも複数の大手企業で famione の導入が決定していて、今後、適宜発表するとしている。
2016年には Incubate Camp 9th、2017年に Open Network Lab 第15期プログラムに採択され、デモデイでは最優秀賞を受賞している。昨年放映された、妊活をテーマとしたドラマ「隣の家族は青く見える(フジテレビ系列毎週木曜日夜10時放映)」では監修を担当した。
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