AI技術開発のアラヤ、10億円を調達し直近ラウンドをクローズ——製造業向け工作機械商社の住友商事マシネックスとは業務提携も

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KDDI ∞ Labo 第12期デモデイでピッチする、アラヤ代表取締役の金井良太氏
Image credit: Masaru Ikeda

東京を拠点とする AI スタートアップのアラヤは、直近のラウンドで10億円を調達し同ラウンドをクローズしたことを明らかにした。このラウンドでは、KDDI とグローバル・ブレインが運営する KDDI Open Innovation Fund(KOIF3号)から約5.5億円を調達したことが明らかになっていたが、加えて、スパークス・グループ、SMBC ベンチャーキャピタル、住友商事マシネックスから約4.5億円を調達し、本ラウンドでの調達総額は約10億円となった。

アラヤは、カルフォルニア工科大学で視覚経験と時間感覚の研究に従事し、イギリス・サセックス大学で准教授(認知神経科学)を務めた金井良太氏により2013年創業。これまで、複数ラウンドにわたりグローバル・ブレインから資金調達を実施しているが、それぞれのラウンドや調達金額は明らかになっていない。

左から:住友商事マシネックス代表取締役の佐橋明三氏と、アラヤ代表取締役社長の金井良太氏
Image credit: Araya

工作機械大手商社の住友商事マシネックスとは資金調達に加え業務提携も行い、製造ラインにおける異物検査の自動化ツールや工場内点検ドローンなど、製造業等向けソリューションやプロダクトの共同開発・提案で協業関係を強化する。

アラヤは深層学習・機械学習のアルゴリズム開発、アルゴリズムを応用したシステム開発を行なっており、現在は特に、産業界への AI 導入、エッジデバイスの開発、デバイス自律化の開発にフォーカス。

Image credit: Araya

今年初めまで運営された KDDI ∞ Labo の第12期ではエッジデバイスの計算処理により、デバイス自律化で巡回ドローンが不審者を捕捉しながら自動追尾する実験を行った(第12期デモデイでは、KDDI ∞ LABO 賞を獲得)。同社の独自技術により、精度はそのまま保持しつつ、AI を 1/4~1/16 にまで圧縮・演算量を削減することができるという。

今回の調達を受けて、アラヤはディープラーニング、エッジ AI、自律 AI の技術開発を強化、プロダクト開発、海外展開を推進、事業拡大に向けエンジニア・ビジネス開発担当者の採用を強化する。また、オフィスの面積を2倍以上に増床すルため、9月末に赤坂アークヒルズに本社を移転した。

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