外国人向け賃貸物件仲介「AtHearth」がジェネシアVから資金調達、ネットや口座開設など滞在生活に必要なサポートも

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アットハースは10月1日、外国人向けの賃貸物件契約手続きをオンラインで完結できる多言語対応プラットフォーム「AtHearth」を開始すると発表した。またジェネシア・ベンチャーズをリードとする第三者割当増資の実施も公表している。エンジェル投資家の芝山貴史氏も出資に参加しており、調達した資金は4,100万円。出資の比率などは公表していない。

AtHearthは賃貸物件仲介プラットフォームで、賃貸契約時に必要な重要事項説明や面談等をオンライン化してくれる。これにより従来約1カ月間程度必要だった内覧・決済・契約までを来日前に最短3日程度で完了させる。パスポートや在留許可証等の必要書類を揃えれば、英語、中国語・仏語(予定)でサービスを受けられる。

法務省のデータによると、首都圏の賃貸物件空室率は約34%と年々増加傾向にある中、在留外国人数は約260万人強まで増加。スムーズな受け入れ体制が十分に整備されておらず、不動産オーナーの約39%は言語の違いや保証人不在等を理由に在留外国人の入居を断っている現状があるという。

そこで同社は外国人就労者・留学生向けに、ニーズに合った物件の検索・契約手続きを母国語で提供するサービスを立ち上げた。アットハースの代理保証・保険のみならず、水道光熱費・WiFi契約、銀行口座開設等の生活に関わる全てのサポートを受けることができるのも特徴。

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外国人就労者・留学生を迎える企業人事部や学校は「部屋探し」を一括委託することで業務負荷を軽減することができる。また、不動産オーナー・管理会社は、多言語による集客・内覧・契約・支払い代行をアットハー スに委託することも可能。

via PR TIMES

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