中国の生鮮食品ECプラットフォーム「Benlai(本来生活)」、シリーズD1ラウンドで2億米ドルを調達

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Image credit: Benlai(本来生活)

中国の生鮮食品 EC プラットフォームの「Benlai(本来生活)」は、シリーズ D1 ラウンドで2億米ドルを調達したと、同社設立者の Yu Huafeng(喻華峰)氏が7日の社内向け文書で明らかにした。

重要視すべき理由:ベンチャーキャピタルが同社に関心を示したことは、中国の生鮮食品セクターが再び過熱していることを表しているのかもしれない。Benlai はこの業界に早くから進出した企業で、今も生き残っている1社だ。

  • 生鮮食品は傷みやすいため廃棄率が高いほか、高度な物流が求められるため、その EC は運営が難しい。結果としてマージンがかなり圧縮される。
  • この業界は数年前にブームとなったが、最終的に多くの企業が市場を退出した。退出企業には、Amazon が出資した Yummy77(美味七七)や Xianpinhui(鮮品会)などがある。
  • 中国のテック企業はサプライチェーンマネジメントを改善し、顧客は生鮮品のデリバリーサービスをよく知るようになった。Tencent(騰訊)、JD(京東)、Alibaba(阿里巴巴)から Meituan(美団)まで、テック大手も今年に入り生鮮食品 EC に興味を持つに至った。

詳細情報:物流大手 SF Express(順豊速運)の親会社 Mingde Holdings(明徳控股)が今回のラウンドをリードし、国営の Beishang Capital(北商資本)や以前同社に投資した CDH Investments(鼎暉投資)とGaorong Capital(高榕資本)も参画した。

  • Benlai では SF Express と新たに提携することで、物流とサプライチェーンに対する追加支援を期待している。これらは生鮮食品プラットフォームにとって重要な要素だからだ。
  • 今回獲得した資金は、会社が提供するオンライン・ツー・オフライン(O2O)と企業・消費者(B2C)事業の開発に活用する。同社の B2C サイト「Benlai.com」が今年これまでにあげた収益は1億人民元(約15.3億円)であるのに対し、生産者・企業(P2B)卸売部門の「Benlai Guofang(本来果坊)」も 同時期に利益を計上することができた。2019年度通期についても、グループ全体で利益を確保することを目標としている。
  • 同社設立者は社内向け文書の中で、WeWork のようなテック系企業も利益をあげる必要があるという Morgan Stanley のコメントを引用した。「WeWork の新規株式公開が失敗したのは、市場にとって重要な転換点です。赤字の事業に資本を無制限に投入する時代が終わりを迎えた兆候です」と、同氏は述べている。

背景:Benlai の前回の資金調達は2016年のシリーズ C ラウンドで、中城連盟(中国都市不動産開発者戦略連盟)と ChinaEquity Group(信中利)がリードするラウンドで1億1,700万米ドルを調達した。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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