
ゲーム実況サービス「Mirrativ」を提供するミラティブは10月1日、経営体制の強化を公表している。新たに経営陣に加わったのは直近でSHIFT取締役を務めた鈴木修氏と、メルペイでプロダクトマネージャーを務めた大野知之氏の2名。鈴木氏はCHRO(最高人事責任者)、大野氏はCPO(最高プロダクト責任者)に就任する。
ミラティブは今年2月に35億円の大型調達を成功させており、同月にCFO(最高財務責任者)としてGunosyの取締役を務めた伊藤光茂氏、4月には最高戦略責任者(CSO)として元セガの岩城農氏を迎えるなどトップマネジメント層の強化を続けている。
MBOによる創業から約2年、サービス開始から数えると4年が経過したミラティブは順調に事業を拡大させており、登録ユーザー数(IDベース)は8月時点で900万人に到達している。ちなみに同社に確認したが、現時点でまだ1000万人の大台には乗っていないという回答だった。
<参考記事>
今回CHROに就任した鈴木氏は学生起業を経験したのちにインテリジェンスやサイバーエージェント、グリーにて組織や人事のキャリアを積んだ人物。2013年に独立してスタートアップのIPO支援事業を手がけたのち、2014年からは品質保証サービスのSHIFTで取締役として、国内外のグループ会社を統括していた。
一方、CPOの役割を担うことになった大野氏は、2010年から赤川氏の出身でもあるディー・エヌ・エーでエンジニアとしてのキャリアをスタートさせ、2018年まで同社のゲーム事業部を率いた人物。2018年7月にはメルペイに移籍し、決済基盤のプロダクトマネージャーとして活躍していた。
ミラティブでは引き続き人材の強化を続ける予定で、今年2月時点での計画では年内にフルタイムで100名規模の組織に拡大させると答えている。
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