ロボットアームで調理を自動化、外食産業の人手不足解消目指す「TechMagic」がジャフコから資金調達

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AI調理ロボットのTechMagicは10月28日にシードラウンドにおける資金調達の実施を公表している。出資したのはジャフコでその額や調達の方法などについての詳細は開示していない。調達した資金で調理・業務ロボットのコア技術開発と開発環境を充実させるとしている。同社の創業は2018年2月。外食産業が直面している人手不足を解決するため、ロボットの企画・設計・製造・販売を行っている。

調理専用に設計されたロボットアームとカスタマイズした調理器モジュールにより、調理場の完全な自動化を目指す。ロボットアームとコントローラはオリジナルの構成で、多数のセンサー、アクチュエータを同期させて動作させることで、安定した品質と速度で料理の供給を実現するという。

また、ウェブベースのインターフェースによって店舗のオペレーションの簡略化や顧客のスマートフォンからの注文受付も可能にする。同社説明によれば、大手飲食チェーン複数社からの引き合いがあり、順次調理ロボットを導入していく予定だという。

一方、業務自動化AIロボット事業では産業用ロボットアームを用いた洗浄後の食器片づけの自動化ソリューションを開発している。画像センサーからの映像で、食器の種類や位置、および姿勢を正確に把握し、ロボットアームでピックアップして分別、収納できる。既にAIロボットの2020年度内の導入が決まっており製品化を目指す。

via PR TIMES

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