物流DXのモノフル、配車支援サービス「配車プラス」をローンチ——求貨求車サービスのトランコムとも提携

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日本 GLP 傘下で物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)に特化したサービスを提供するモノフルは20日、は配車支援サービス「配車プラス」をスタートした。荷主企業、物流企業の多くは安定した拠点間輸送の手段を確保するため、協力運送会社を複数抱え配車業務を行っているが、配車プラスでは SaaS によりこの業務のデジタル化を支援する。

配車業務は、車建て、配車計画、配車手配、誘導・運行管理などで構成されるが、今回、配車プラスで利用できるようになったのは、配車計画と配車手配の部分。車建てや誘導・運行管理については今後の提供を予定している。配車手配においては求貨求車サービスを提供するトランコム(東証:9058)と提携、来年2月からトランコムの「スピード求車」を通じて全国の運送事業者約1,300社の情報を連携させる。

配車プラスは、すでに、大阪や名古屋を拠点に持つ総合物流業のハルテグループで、2020年の年明けから5拠点での導入が決まっており、自社便も含め日に300台行っている配車業務の効率化を推進する予定。

物流企業の配車支援サービスの分野では、ラクスル(東証:4384)が今年2月にローンチしたハコベルコネクトが先行する。トラック向けに物流施設でのバース予約なども含めてトータルにソリューションを提供するプレイヤーとしては、Hacobu の「MOVO」が先行する。

モノフルは今年4月、物流施設においてトラックの入出庫をデジタル化・効率化する「トラック簿」をリリース。事業シナジーの可能性のあるスタートアップへの投資を今後加速させ、年内に自社サービスをトラック簿以外に2つリリースする予定としていた。このうちの一つが「配車プラス」と考えられる。

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