「資産のセレクトショップ」運営を目指すOneMile Partners、シードラウンドで約1.3億円を資金調達

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OneMile Partners の経営陣。左から:瓜田雅和氏(執行役員 オペレーション統括責任者)、泉田良輔氏(取締役 金融スペシャリスト統括責任者)、小田嶋康博氏(代表取締役 お客様担当統括責任者)、原田慎司氏(取締役 事業戦略統括責任者)、塚田翔也氏(執行役員 テクノロジー統括責任者)
Image credit: OneMile Partners

資産運用プランを提供する「資産のセレクトショップ」の運営を目指す OneMile Partners は6日、シードラウンドで約1.3億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、Coral Capital、マネックスベンチャーズ、電通国際情報サービスなど。

OneMile Partners は、株1(カブワン)、LIMO(リーモ)、Longine(ロンジン)など資産運用に関わるメディアを提供してきたナビゲータープラットフォームの経営メンバーを中心に設立。働く世代(現在の30代や40代)に、ブティック型の資産運用アドバイスや販売仲介を提供する。当初は、終身保険、個人年金保険、投資信託を活用した変額保険など積立型の保険商品をを中心に取り扱い、人によって異なる資産ポートフォリオに応じて最適な商品を提案する。

取締役を務める原田慎司氏や泉田良輔氏によれば、一般的に資産形成に興味を持つ人は多いものの行動に移す人は少ない。専門知識を学んだとしても、つまるところ、何に投資していいかわからない、どこから始めると良いのか教えてほしい、といった相談はナビゲータープラットフォームの経営を通じてもよく耳にしていたという。

丸の内にある実店舗
Image credit: OneMile Partners

OneMile Partners では、実店舗の形で「資産のセレクトショップ」を開設。現在は丸の内に一店舗のみだが、事業拡大にあわせ実店舗も増やす計画。ここで最初のタッチポイントを確保した後は、チャットツールを活用して顧客のフォローアップを続ける。チャットツールを使ってコミュニケーションコストを下げられる点で差別化し、提案商品の選定の品質担保、テーマの選定や提案方法などをシステムで確保できるようにする。

提案するには、まずお客様が何を求めているか、しっかり話を聞かないと答えられない。1回目のタッチポイントについては時間をかけるべきだと考えた。最初はしっかりヒアリングして、データを貯めていく。提案内容とデータの相関関係を分析することで、より効率的な提案ができるようになるだろう。そして、2回目以降ののコミュニケーションをどれだけ効率化できるかが重要になる。(原田氏)

お客様には、保険と運用系の商品の組み合わせ、「資産のミルフィーユ」を形成しましょうとお話ししている。時間を味方につけて、ライフステージごとに必要なものを考え、階層状に資産を作っていくことが大事。(泉田氏)

5月に営業免許を取得し保険商品の仲介販売を始めた OneMile Partners だが既に一定の売上が出始めている。OneMile Partners もまたスタートアップであるため、目前の黒字化よりは急速な成長に重きを置いているものの、実店舗一店舗の現時点でブレイクイーブンに近いところまで売上は迫っているようだ。

細かい部分で事業形態は異なるものの、この分野ではミレニアル向け金融パーソナルトレーニングを提供する「bookee(ブーキー)」が人気を呈している。マネーフォワードのグループ会社は mirai talk というサービスを提供していたが、こちらは新宿にあった店舗が事業見直しにより閉鎖されることが明らかになっている。

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