Y Combinator、中国アクセラレータの創設計画を断念

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Photo by Irina Iriser on Pexels.com

Airbnb、Reddit、Dropboxを輩出したシリコンバレー拠点のシードアクセラレータ「Y Combinator(YC)」は、11月21日、中国に同アクセラレータ支部を創設する計画を断念すると発表した。これにより、Baidu(百度)の元役員Lu Qi氏との正式な提携関係も解消される。

重視すべき理由:Y Combinatorにとって中国支部は米国外に設けられる初の拠点として、中国の起業家が世界で最も成功しているサポートチームの支援を受けながら成長できる機会を提供するはずだった。

詳細情報:同社の声明によると、最近になって経営陣が交代したこともありYCは戦略を見直したとのこと。シリコンバレー本社で「現地および世界のスタートアップを着実に支援する方法」を採用するとしていた。

  • Sam Altman氏は2019年5月にプレシデントの座を降り、元Yahoo上級幹部Geoff Ralston氏が新プレシデントに就任した。
  • Lu氏はMiraclePlusという別のプログラムに注力することとなり、「将来的にYCが支援・協業していく」対象となるかもしれないとのこと。
  • 広報担当がTechCrunchに語ったところでは、「YCとMiraclePlusもしくはQi Lu氏などとの関係は消滅するほか、中国の現地拠点もなくなる」という。
  • 声明では、Lu氏が同アクセラレータの非営利ラボラトリー「YC Research」所長にとどまるか否かは明言していない。同氏自身、この役割をYC Chinaの設立CEOとみなしていた。だが会社発表によると、Lu氏とYCの協力関係は終了することが示唆されている。

背景:Y Combinatorは2018年8月、中国でプログラムを開設する計画を発表していた。かつてMicrosoftとBaiduで役員を務めていたLu氏がこの取り組みを主導することになった

  • 設立場所、時期、この新たな取り組みへの投資規模などに関する情報は公表されていなかった。Sam Altman氏は2018年当時、「当社にとって中国は未完成のパズルを埋めるピースです」としたうえで、Y Combinatorは「シリコンバレーと中国、両地域における最高の部分を組み合わせるという長期的視野を持った現地組織となる」と話していた。
  • ウェブサイト情報によると、Y Combinatorが投資する上位企業の時価総額は1,550億米ドルを超える。これまでに1社あたり1億5,000万米ドル超の時価総額を有する企業102社と協業してきた。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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