香り×テクノロジーのコードミー、ソニー・ミュージックエンタテインメントと協業——関連アーティストのフレグランスをライブ会場で販売

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Image credit: maru123rf / 123RF

アロマのサブスクリプションサービス「CODE Meee ONE(コードミーワン)」を展開するコードミーは17日、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)と協業し、関連アーティストの物販アイテム(マーチャンダイズ)として限定フレグランスの製作を担当し、ライブ会場で販売する PoC を実施すると発表した。

同社では、先日開催された電通のスタートアップ支援プログラム「GRASSHOPPER」のデモデイにおいて、C 向けの CODE Meee ONE に加え、B 向けに記憶を香りと共に消費者に定着する「ブランディング・フレグランス」と銘打ったサービスラインを開発、アーティストライブなどへの導入で協業を図ることを明らかにしていた。

同社ではこれまでにも、シンガーソングライターやクラシックアーティストと共に、アーティストや楽曲をコンセプトに制作したフレグランスによるライブ空間のデザインやフレグランスの物販に取り組んできた。フレグランスの体験者からは、「大好きな人や曲の香りがあるのは素敵」「これでいつでもライブでの感動の記憶を思い出せる」といった肯定的な意見が寄せられてきたという。

「GRASSHOPPER」のデモデイで、B2B 事業について説明するコードミー CEO の太田賢司氏
Image credit: Masaru Ikeda

CODE Meee は2017年5月、ユーザ毎にカスタマイズされたアロマのサブスクリプションサービス「aromeee(アロミー)」をローンチ(当時の社名はアロマコード)。その後、商品コンセプトを変え、サービス名・社名をリブランドして CODE Meee ONE を今年6月にローンチした。

CODE Meee はシードラウンドで、2017年にサムライインキュベートからの資金調達と、政策金融公庫から資本性ローンによる融資、2018年にサムライインキュベート、Globis Venture Challenge、かながわサイエンスパークのインキュベータであるケイエスピー、グローカルリンクから非開示額を資金調達。昨年には、Plug and Play Japan 第1バッチに採択、フジクライノベーションハブ「BRIDGE」で香りを使った PoC を実施。IVS 2019 Summer in 神戸の Launchpad ファイナリストに選ばれた。

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