リアルポケモンと遊べるARグラスかーーNianticとQualcomm、共同開発へ向け提携

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Above: A demonstration of the Niantic Real World Platform.
Image Credit: Niantic

12月5日、Snapdragon XR2モバイルプラットフォームの発表にて、Qualcommは最新のMR(複合現実)事業の取り組みの一環としてARゲーム大手「Niantic」との提携を明らかにした。また、数十億米ドルのヒット作「ポケモンGO」やWarner Brosと共同開発した人気作「Harry Potter: Wizards Unite(ハリー・ポッター:魔法同盟)」を開発してきたNianticも同日、ARグラス開発のためのチップメーカーやソフトウェア、そしてクラウドコンポーネント事業者と協業していくと述べた。

提携の詳細はまだほとんど分からないが、QualcommのXR2のハードウェアとソフトウェアがNianticが開発するReal World Platformと連携し、数百万人が同時にシェアする世界規模のARゲームが可能となるだろう。

プラットフォームの全体像はまだ見えないが、ユーザーがスマートフォンの画面を見ながらではなく、代わりにNianticのARグラスを掛けながらポケモンを追いかけて公共の場所に入っていくようになるというシーンは想像に難くない。

Nianticは以前にもARグラス開発に興味を示していたが、まだ課題の多かった2C向けARハードウェア市場への進出は、ソフトウェア企業にとっては大胆すぎた。5年前、多くの開発者は独自のARグラスを作ろうと悪戦苦闘していた。しかし、今日に至っても市場シェアの多くを獲得するほどの人気を勝ち取ったARヘッドセットは存在していない。

一方、NianticはAR市場で成長持続性の高いビジネスを築き上げた唯一の企業であり、ほぼ同社のリソースのみでAR技術に対するユーザーの興味をつなぎとめてきた。しかしNianticの功績も良く言って初期段階、悪く言えば未だハリボテ状態である

その間、QualcommのXRチームは今回の敵影のために土台を築いてきた。9月に同社は、開発者が同社のチップを使用することができるだろう言及している。ハードウェアの設計、ソフトウェア、そして既存のサプライヤーの関係が最初から全力を出せるならば、4カ月という短さでMRプラットフォームのベンダーになれるだろうとした。

Nianticは今回の提携期間などの具体的なタイムテーブルを出すことはしなかったが、複数年のジョイントコラボレーションと説明しており、同社のARグラスはそれほど早く出るわけではないということも示唆している。

少なからぬAR開発の経験のおかげで、Nianticはこの1年間さらに大きなことを考えてきた。独自のCreator ProgramやBeyond Reality Fundを立ち上げることで、ARや位置情報を基にしたプロジェクトを自社開発キット「Niantic Real World Platform」に引き寄せようとしている。

同プラットフォームはサードパーティ開発者による位置情報ゲーム開発を促進させるもので、QualcommとNianticのハードウェアを立ち上がればCreator Programも利用可能になるそうだ。また、興味のある開発者はniantic.devに加入することもできる。

Nianticの共同設立者兼CTOのPhil Keslin氏は、同社が「Qualcomm Technologiesと協働することでAR産業全体を前進させ、ハードウェア、ソフトウェア、クラウド技術を含めて、真のエンドツーエンドなアーキテクチャを定義する」ことを望んでいると述べている。

現時点で不確かなARグラスの開発状況の中、NianticがユーザーにARサービスに対して実際にお金を使わせている点は他社企業よりも良い市場ポジションにつけている証拠だ。そのため、Nianticが何を考えているのか、また実際にARグラスを購入することができるようになった際にはどうなるのか、非常に興味深いものとなるだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】