量子コンピュータの実用化を目指す「QunaSys」が2.8億円を調達

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Image Credit: QunaSys

量子コンピュータ向けのアルゴリズムとアプリケーション開発を行っている「QunaSys」は、11月25日、グローバル・ブレイン、新生企業投資、ANRIの計3社を引受先とする第三者割当増資の実施を公表した。調達した資金は総額で2億8000万円で出資比率などの詳細は公開していない。

量子コンピュータは、量子化学計算、機械学習、最適化計算、暗号解読等への応用が期待される技術。同社は中でも実用化が近いとされている量子化学計算と機械学習を中心に、大学や企業とも連携しながら、量子コンピュータのアルゴリズムの開発を手掛ける。

また、幅広いユーザーが活用可能なソフトウェアの開発についても積極的に取り組んでおり、IBM Q Network、Microsoft Quantum Network Startups、Rigetti Computing QCS Developer Partners等を通じ、量子コンピュータハードウェアベンダーとの連携も進めている。

今回の資金調達により同社は、世界初の量子コンピュータ実用例の確立や、量子コンピュータ活用したソフトウェアの開発、量子情報・量子化学の研究者コミュニティの活性化、素材業界における計算科学活用の支援などを進めていくとしている。

via PR TIMES

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