シンガポールの政府系スタートアップ支援組織SGInnovateのSteve Leonard氏、Singularity UniversityのCEOに就任へ

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SGInnovate CEO Steve Leonard 氏(右)
Image credit: Masaru Ikeda

シンガポール国営のスタートアップビルダー兼投資家 SGInnovate の創業 CEO の座を先月に退いた Steve Leonard 氏が、アメリカを本拠とする Singularity University の CEO になると、LinkedIn 投稿で明らかにした

SGInnovate は先月、Leonard 氏が2020年5月に退任すると発表していた。

ブログでは次のように述べられている。

5月で SGInnovate での任務を終える私に300人以上の人が温かい言葉をかけてくれて嬉しく思っています。Singularity University の CEO になっても、シンガポールは家族と私にとってのふるさとです。

アジアとヨーロッパにいる多くのエコシステムの友人から、コーヒーを飲みながらの会合でたくさんの時間を過ごそうというお誘いを受けています。企業づくり、コミュニティづくりはチームスポーツ!

Leonard 氏は創業 CEO として SGInnovate の立ち上げと運営に尽力してきた。同組織のミッションは、起業家的な科学者が、投資対象となりうるディープテックスタートアップを構築するのを支援することだ。

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2008年に設立された Singularity University は、シリコンバレーの NASA リサーチパークを本拠とする公益法人である。同社は教育プログラム、革新的なパートナーシップ、スタートアップアクセラレータを提供することで、個人、企業、組織、投資家、NGO、公的機関が最新鋭の技術と、それらの技術を活用して多くの人にメリットを与える方法を理解してもらう手助けをしている。

Leonard 氏は経験豊富なテクノロジー業界のリーダーで、ソフトウェア、ハードウェア、サービスなどの分野で複数のグローバル企業において重要な役割を担ってきた。

SGInnovate の CEO に就任する前は、シンガポール情報通信省の下部機関である情報通信開発庁(IDA)で副長官を3年間務めていた。その間、シンガポールの情報技術や電気通信という複数の事業分野で国家レベルで行政を管轄する立場にあった。

シンガポールの複数の大学や機関で顧問も務めている。シンガポールポストや AsiaSat のほか、香港証券取引所に上場している商用宇宙船を運営する企業の社外取締役でもある。

SGInnovate 会長の Yong Ying-I 氏は次のように述べている。

取締役会および経営陣は Steve 氏に対し、シンガポールで起業家がディープテックスタートアップの構築を支援する大手組織として SGInnovate でリーダーシップを発揮してくれたことに感謝しています。これからの成功を祈っています。SGInnovate では、今後も未来に向けてディープテックのエコシステムと起業家コミュニティを構築する取り組みを継続していきます。

SGInnovate は、大学、ベンチャーキャピタル、大企業を含め現地および国外のパートナーと協業し、テック系の設立者がシンガポール発で世界と関わりを持つアーリーステージのテック企業を構想、起業、スケールする支援活動を行っている。

2016年の設立以降、同社チームはディープテックスタートアップ90社に参画や投資をしてきたほか、3万3,000人を超えるエンゲージドディープテックコミュニティを構築してきた。

同組織は声明の中で、幅広いパートナーや共同投資家と緊密に効力していくことにより、エクイティを基本とする投資、人材や事業構築の助言へのアクセスを通して起業家的な科学者を支援していくと表明している。

【via e27】 @E27co

【原文】

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