台湾発のグループサイクリングアプリ「Velodash」運営、NIPPON Platformなどから7,600万円相当を調達——日本やアジアへの展開強化へ

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イベント主催者の管理画面
Image credit: Velodash(沛司科技)

2018年、シンガポールの建国記念日にサイクリングイベントを支援したことで知られる、台湾の自転車ソフトウェアスタートアップ Velodash(沛司科技)が、1月20日にエンジェルラウンドで2,100万ニュー台湾ドル(約7,600万円)を調達した。このラウンドには、台湾の投資家に加え、台湾の政府系 VC 国家開発基金と日本の NIPPON Platform グループが共同出資した。調達した資金は、主にソフトウェア開発チームの強化、イベント主催者向けのトラッキングプラットフォームのアップグレード、日本やアジア市場へのサービス拡大に使われる。

2年前に設立された Velodash の主な製品は、アウトドアアクティビティの現場管理追跡ソフトウェア。イベント主催者は Velodash を使うことで、全てのスタッフの位置を確認でき、現場で起きている状況をリアルタイムに確認でき、グループタスクを割り当て、参加者の居場所を追跡できる。このような「スマートセントラルコントロールセンター」のコンセプトは、スポーツとテクノロジーを組み合わせる傾向があるため、シンガポールの公式大規模イベントでの起用のほか、日本、台湾、香港の多くの自転車イベントの管理とアップグレードを支援した。 将来、Velodash はこの製品をより多くのアウトドアアクティビティへ展開したいとしている。

アウトドアアクティビティのデジタル化の可能性を見て、CEO の Molly Huang(黄彦菱)氏は、スポーツ産業が伝統的なハードウェア販売で飽和しつつあると語った。サイクリングはその中核を成すトレーニングに加え、長期的な関心やライフスタイルとして見られている。多くのライダーたちは、アクティビティやエクストリームなチャレンジへの参加、国境を超えたサイクリング旅など、より興味深いサイクリング体験を常に追求している。

現在、Velodash の主要製品群は、完全なフロントエンドデジタルサービス製品を形成している。Velodash の採用により、イベント主催者はリソースをより効率的に使用し、より良いイベントコンテンツの作成に専念でき、参加者はより良い体験とサポートを得ることができる。同社は今後も引き続き周辺サービスと連携し、アウトドアアクティビティの管理と品質を総合的にアップグレードする。

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日本の決済会社から出資を受けた初の台湾スタートアップ

Velodash(沛司科技)のチーム。右から3番目が CEO Molly Huang(黄彦菱)氏、最右が CTO の Baiwei Li(李柏威)氏
Image credit: Velodash(沛司科技)

国際市場での成功もまた、日本の決済インテグレーションプラットフォーム NIPPON Platform グループが、初めて台湾スタートアップに投資を決める上で重要なカギとなる。

Velodash の製品は、日本で大きな可能性があると思う。スポーツ産業のアップグレードや地方創生がトレンドにある日本市場には適合しており、将来の発展性も高い。このような製品は、現時点で市場には多くない。(NIPPON Platform CEO 特助の関口大樹氏)

グループの創設者である高木純氏に連絡を取り、出資の話がすぐに確定した。これは私の日本の投資家に対するイメージを覆した。彼らは非常にアグレッシブで有能なチームを見出したと言ってくれた。もちろん、出資もすると。(Molly Huang 氏)

保守可能で拡張可能なソフトウェアアーキテクチャに焦点を当てた Velodash のチームは、クロスプラットフォーム開発フレームワークの Flutter を使って製品を構築している。エンジニアリングチームは、新しいテクノロジーを習得する意欲のある開発者であり、堅実な実務経験がある。CTO の Li Baiwei(李柏威)氏は、新しいプログラミング言語に慣れるには時間がかかるものの、正しいプログラミングの概念と学習への情熱を持っている限り、どのツールを使用しても、チームのリズムに素早く追いつき、質の高いプログラミングの文化を追求できると考えている。

Velodash は今年、ソフトウェア開発チームと運用チームを拡大する。チームに参加し、共に成長する人を募集中だ。

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange

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